コンサルティング業界やマーケティング業界・ネット業界では
当然の様に飛び交うマーケティング用語があります。
中小のエステサロンでは応用していることはあっても、
なかなか用語や組み立てに利用されていないのが現状です。
そこで、中小エステサロンでもこの考え方を導入することで、
売上アップの仕組みを簡単に作ることができます。
売上upにご興味があれば、是非お読みください!
●フロントエンド(商品)
集客商品のこと。
●アップセル
フロントエンド商品のランクアップ商品。
●クロスセル
付随商品。
●バックエンド(商品)
一番売りたいもの。高額商品。
上記すべては商品そのもの、
または販売(営業)行為を言います。
これらをエステサロンの現場で組み立て、
エステシャンの必須トーク内容にするだけで、
売り上げはアップします。
個々のエステシャンの力量に頼らず、
お店(会社)としてベースを作ることができます。
ではわかりやすくマックを例に出します。
※現時点で同じ販売をしているかはわかりません。
流れの例としてお読みください。
①
『レギュラーコーヒーSサイズ100円』
「コーヒー安いからマックに行こう!」
これがフロントエンドです。
お店にお客様を呼ぶための目玉商品のようなものですね。
②
カウンターで店員さんからの一言
「プラス20円でMサイズにできますが、いかがされますか?」
これがアップセル。
フロントエンド商品のランクアップ(バージョンアップ)商品を売ること。
③
その後店員さんが、
「フライドポテトはいかがですか?」
これがクロスセル。
関連商品を売ることです。
④
そして最後に
「今はこちらのチキンタツタが期間限定で販売中です。いかがですか?」
これがバックエンド。
一番高額の商品の販売を勧めてきます。
この流れはエステサロンでも実は
売り上げを上げているサロンさんでは当然の様に行っています。
具体例を出してみますね。
①
通常価格30分10,500円の痩身マシン施術(1箇所)を、
キャンペーン価格で3,150円!
これがフロントエンド。
利益を取るためではなく、集客するための商品(メニュー)です。
②
来店されたお客様にエステシャンが
「60分にされますと2箇所施術できますがいかがいたしますか?」
これがアップセル。
時間を長くすることで施術内容をランクアップします。
③
併せてエステシャンからこんな提案が。
「併せて遠赤ドームをご体験されてみませんか?
痩身マシンと併せて施術されることで
老廃物の排出等で痩身効果がさらに高まります。
いかがいたしますか?」
これがクロスセル。
痩身マシンに関連し、かつ併せて施術することで効果が高まる合わせ技商品。
④
コースメニューの販売。
例えば、(痩身マシン+遠赤ドーム)×24回で●●万円。
これがバックエンド。
どうですか?
売上をたたき出しているサロンさんからすると、
「うちはそんな感じでやってるよ。
フロントエンドとかビジネス用語は知らなかったけど。」
って感じではないでしょうか?
また、売り上げがあまり上がっていないサロンさんからすると、
「カウンセリング(営業)にそんな仕掛けをしていたのか」
と思われたのではないでしょか。
中には、
「おい!古屋さん。それくらい経営者として知ってるに決まってるでしょ!!!
私をなめてもらっちゃ~、困りますよ(笑)」
ってオーナーさんもいるかもしれませんね。<(_ _)>
ということで、もしこの四つの用語が初耳だった、
って場合には意識してみることをお勧めします。
私事ですが、
最近よく打合せでタリーズコーヒーに行きます。
マック同様そこでは完全にマニュアル化していて、
コーヒーを頼むと必ずクッキーなどのお菓子を勧められます。
すべての店員さんが同じことをお客様に言います。
これはクロスセルですね。
一定の確率でクッキーを購入するお客様が出てきます。
居酒屋がランチ営業をするのは、
ランチ営業をフロントエンドとし夜の宴会コースという
バックエンドを取るための戦略なんですね。
この四つの用語を知ってみると、
あらゆる商売で導入されていることがわかります。
●フロントエンド
●アップセル
●クロスセル
●バックエンド
これを意識して、
マーケティングやカウンセリングを見直してみてはいかがでしょうか。
では、ご参考まででした。