工場夜景クルーズ(京浜工業地帯)で感じた惹きつけるトーク

工場夜景クルーズ(京浜工業地帯)で感じた惹きつけるトーク


工場夜景クルーズって行かれたことありますか?

先日、僕は初めて体験してきました。

夜景や工場もさることながら
90分間トークしっぱなしの女性案内人
とても魅力的でした。

営業や人とのコミュニケーションにおいても
参考になると思いますので、シェアいたします。

 

工場夜景クルーズとは
その名の通り、船に乗って工場の夜景を満喫する企画。

僕が行ったのは
みなとみらいから川崎の運河まで行き
戻ってくるというコースのものでした。

みなとみらいにある
ぷかりさん橋を19時半に出港し
戻ってきたのは21時過ぎでした。

カップル、ファミリー、カメラマン、マダム集団など
いろんな人達が参加していました。

結構、幻想的じゃないですか?

船に乗っていた時間は
約90分間。

実はその90分間ほとんど休むこと無く
ガイドの女性は船、海、工場や会社についてなど
様々な情報をずっと伝えてくれていたんです。

本当にほとんど休むこと無く
ずっと話していました。

 

で、感心したのはこの女性の話は面白く
長時間聞いていても飽きない話術を持っていたんです。

90分間ずっと話しを聞き続けるっていうのは
結構苦痛ですよね。

でも何でこの方の話は飽きないのかを考えてみると
いくつかのポイントがあったんです。

例えばこんな話をしてくれました。

 

左手に見えているのがつばさ橋。
つばさ橋の柱は「Y」を逆さにした形状をしています。

ナゼだと思いますか?

横浜の「Y」なんです。

そしてその隣にある橋は
横浜ベイブリッジですね。

 

ベイブリッジの柱は「H」の形をしています。

これはもうおわかりですね、
横浜のハマのHです。

例えばこんな感じで
軽く問題形式にして注意を引き
回答を出すことでうんちくが頭にすっと入ってきちゃうんですよね。

そしてもう一つの例を出すと
こんな話をしてくれました。

同じ、つばさ橋とベイブリッジの話です。

 

つばさ橋もベイブリッジも
時間で規則的にイルミネーションが変わるんです。

ベイブリッジは普段白で
色が変わると青になるんです。

つばさ橋は普段白で
色が変わると緑色になります。

ただ、その緑がとても淡くて
言われないと気が付かないくらいの変化なんです。

 

このイルミネーションが変わる話の流れで
ガイドの女性はこんな話をしました。

私はこのつばさ橋の色がとても微妙にしか
色が変わらないので、船長さんに聞いてみたんです。

なぜベイブリッジはあんなにキレイな青色に
イルミネーションをするのに、
つばさ橋は気が付かないくらいに控えめな緑色にするのですか?と。

そう聞くと私は船長に怒られたんです。
当たり前じゃないか。

つばさ橋が目立っちゃ
ベイブリッジのイルミネーションの輝きが
半減しちゃうじゃないか。

ベイブリッジを引き立てるために
つばさ橋のイルミネーションは控えめにしてるんだよ。

そういう力関係があったとは。。。

こんなエピソードを話してくれました。

この話を聞いていて感じたのが

このガイドさんは橋とか工場とかが本当に好きなんだな~

ってことでした。

淡々と説明をするのではなく
自分が船長さんとやり取りした会話を引用して
説明してくれることでとても耳に入ってきます。

2つのエピソードのポイントは

  • 問題形式にして考えさせてから回答を出す。(問題形式)
  • 自分の体験談を事例に説明をする。(エピソード)

というものです。

これは会話のテクニックとして
色んな場面で使えますね。

 

例えば脱毛のカウンセリングだと
こんな感じで使えます。

問題形式にして考えさせてから回答を出す。

脱毛をするのに適した季節はいつだと思いますか?
男性が女性のムダ毛で一番気になるパーツはどこだと思いますか?

自分の体験談を事例に説明をする。

実は数年前に脱毛をしたんです。
夏に向けてGW頃にしたのですが
ちょうどその頃にアウトドアスポーツを始めて
日焼けしまくってたんです。

2ヶ月後にサロンで脱毛を受けようとしたら
あまりにも日焼けしすぎているので施術ができないと言われ。。。

そんなケースも有りますので、
UVケアはしっかりしてくださいね(笑)

淡々と説明すると
相手の耳に入らないこともあります。

ただの説明であれば
資料をお渡しして読んでもらうのと
変わらないなんて場合もあるかもしれません。

ただの説明要員にならないように
聞く人を引き込む話術も出来るといいですよね。

そんなわけで
問題形式やエピソードを使って
お客様の心を鷲掴みにしちゃいましょう!