スタッフに教えてもらい知識労働者へ【エステ|コネNews067】

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一昨日の月曜日に久しぶりに不動産業界時代に
お世話になっていた方々の飲み会に参加してきました。

3.4年ぶりに皆さんと会いましたが、
老け込んだなー、って人は一人もいなくみなさん輝いていました。

僕がお世話になっていた会社は
不動産の販売会社。

中古マンションや一戸建て等の不動産の販売や
新築マンション、戸建ての受託販売、
賃貸住宅の仲介をしている会社です。

その中で、新築マンションや戸建てを販売する事業部の
販売戦略の立案や販促活動をするセクションに籍を置いておりました。

販促を担当するセクションの元メンバーの集まりだったのですが、
その中の一人が、建設会社に転職することになり、
その送別会でした。

総勢20人程度が集まり、
どんちゃん騒ぎで送別会は終了し、
渋谷の街を千鳥足で何とか駅に向かい、
東横線で無事に自宅に到着できました(笑)

実は、ぼくは飲んで電車に乗ると寝過ごしてしまい、
家に帰れないことがしばしば。

翌日、送別会のことを思い出しつつふと思ったことがありました。

それは、
「俺は、エステ業界に染まってきている」ということでした。

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◎スタッフのノウハウを吐き出させるべし!
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不動産業界でお世話になっていたときは
1人のスタッフとして、仕事をしていました。

当然、会社のルールがあり、文化があり、仕事のスタイルがあり、

そして、独自のスキルがあり、知識がある。

その会社でしか生かされない知識やスキルもあれば
どこに行っても生きる知識やスキルもある。

この会社で一番勉強になったのは
知識を大切にし、論理的に物事を考えること。

それまでの僕は中小企業での営業経験が長かったため、
相手を動かす際にはロジックよりもパッションで動かしていました。

つまり、相手の気持ちを揺さぶり情緒的に判断をさせるように
誘導するということです。

それをベースに今まで生きてきた、僕は
この会社で最初にカルチャーショックを受けたのは
「皆理屈っぽいな~」ということでした。

何か言えば
「なぜ?」
「根拠は?」
「裏付けは?」

という切り返しが飛んでくる。

大企業ってみんなこんな感じなの?
それともこの会社の独特の文化なの?

って感じていました。

でも、仕事をするうちに自分の考えが変わったんです。

このように理論武装をして、論理的に考えることはとても重要だなと。
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ちょっと堅い話をすると、
ドラッカーが言う知識労働者に僕はなっていなかったんだなー
っていうことなんです。

「もしドラ」はご存知ですよね?
先日引退したAKB不動の元エースあっちゃんが
主演をしたことでもおなじみですね。

ドラッカーは
知識労働者と肉体労働者をこのように分類しています。
社会での位置づけ⇒ 知識労働者「専門家」 肉体労働者「労働者」
忠誠心⇒  知識労働者「専門分野に対して」 肉体労働者「組織に対して」
仕事とは⇒  知識労働者「生きがい」 肉体労働者「生活の資」

大企業がなんでおかんでもいいとは全く思いませんが、
ドラッカーが提起する知識労働者という定義からすると
「専門家」としての知識を重要視するという点では優れていると思います。

後は何と言っても非生産門に予算をさけるということですね。

この送別会に参加して、
当時のことを思い出し、今はあまりロジックで
考えなくなっているんではないか? と思ったんです。

中小企業は非生産部門にできる限りお金を使いたくない。
いや、使えない。

理屈で考えるより
とにかくどうやれば売り上げが上がるかを考える。

当然のことですよね。

で、エステサロンさんは殆どが個人か小企業。
そんなサロンさんと僕が話をすると
サロンさんに「理屈っぽい」って印象を与えてしまうこともあり、
できる限り感覚的というか、固くない言い回しで話すようにしています。

でもそれで良いのかなー、ってふと思ったんですよね。

物事を考えるときに論理的に考えないと
すべて感覚や経験から、とか「なんとなく」とかになっちゃいますよね。

恋愛みたいに、なんで好きになったのかわからない~ みたいな(笑)
こればっかりは理屈では何とも言い難いですからね。

自分が今まで仕事をしてきたさまざまなステージで
プラスだと思われることは活かしたほうがいいと思います。

例えばサロンさんとの会話は論理的に考えて話すんですけど
理屈っぽいって印象を与えないように柔らかいわかりやすい単語で話す。

郷に入っては郷に従え ですよね(^_^)v

そんなことを考えていると、
僕のこの例のように、エステサロンのスタッフそれぞれも
エステ以外の世界や、今のサロンとは違う規模のサロンで
仕事をしてきたかもしれませんね。

ということは、オーナーさんにはない、
絶対に経験したことのないことや、知識や、考え方やノウハウ等
いろいろなものを持っているはずです!

であれば、若いとか
経験が浅いとか
逆に年齢が高いから頭が固いとか決めつけずに
教わっちゃったらどうでしょう?

つまりスタッフのノウハウを吐き出させるべし!
ってことなんです。

あるエステサロンオーナーからの言葉で
エステ業界のスタッフたちは、
仕事でパソコンを使う環境がないから
なくても仕事が出来ちゃうから、
PC操作やPCのメールができない人たちが大半なんです。

というコメントを頂いたことがあります。

全国のエステサロンを見たときにそういえるのでしょうか?

検索すればすぐにわかりますが
かなりのサロンさんたちがブログを書いています。

フェイスブックで交流をしています。
ツイッターでつぶやいています。

SNSを集客のツールとして利用しています。

私がお付き合いしている20代のオーナーは
ミクシーを利用し集客にトライしています。

確かに他の業界に比べれば皆ではありませんが、
PCが苦手な人の比率は髙いかもしれません。

もし仮にそうであるならば

ちょっと、使えるようになっただけで、
その他のサロンさんと差を付けれれるチャンスかもしれません!

エステ業界以外の方に話してびっくりされるのが
お店を出しているのに「自社ホームページ」を持っていない、
または「持たなくてもいいじゃん」と思っている人が多いことです。

これが仮にエステ業界の常識だとするのであれば
こんな常識おかしいですよね?

他業界の人であればそんなことはすぐにわかる。
スタッフにエステ業界以外の出身の人がいたら
その人は「何でうちのサロンはHP作らないの?」って思っているかもしれません。

エステ業界歴が長ければ長いほど
他業界を知っているスタッフに自社改善案を聞いてみたらどうでしょうか?

サロンのことを思い、オーナーに改善案を提案してくれるスタッフも
売り上げを上げるスタッフ同様、とても大切なのではないでしょうか。

オーナーさんには無いノウハウを必ず持っているはずです!

ご参考まで(^^ゞ