こんにちは、古屋亮です。
先週、東京モーターショーに行ってきました。
二年に一度開催されますが毎回、技術革新が起こっているし
世の中の流れも変わってきているので
参加は必須って感じですね。
今回は最新の自動車技術のみならず
これからどのように生きていくか?
ということを考えさせられる機会にもなりました。
当日は、車好きの友人と二人で
11時に大井町駅で待ち合わせ。
そこからりんかい線で国際展示場駅で下車して
徒歩でビッグサイトに向かいました。
平日だというのに
お客さんの数はとても多かったですね。
おそらく平日なので関係者の方も多かったのでしょうが
それにしても人でごった返していましたね。
最近は蔦屋書店なども展開しているTSUTAYAが
休憩所を設けていました。
こんな感じで休憩所を提供し
自社の宣伝に使うっていうのも広告手法としてアリですよね。
これは3Dプリンタの会社が展示していたもの。
車のパーツも3Dプリンタで製造が可能になってきているそうです。
町工場の職人にしかできない技術も
3Dプリンタで出来る時代がすぐそこまで来ている感じです。
アウディは他メーカーと一線を画していました。
と言うのは
女性のコンパニオンを使わずに
外国人の男性モデルを使っていたんです。
見た限りですが
男性をモデルに使っていたのは
アウディだけでした。
コンパニオンの選定でも
各メーカーの特色が出ていて面白かったですね。
コチラはトヨタのコンセプトカー「KIKAI」
テーマは『機械本来の魅力で、人とクルマの関係を再構築する。』
メカ部分がむき出しになっていたり、走行中にタイヤが見えたりするなど
機械感にあふれた車です。
今回の傾向としては
自動運転と水素自動車ですね。
特に昨今、話題になっているのが
自動運転ですね。
ドライバーが運転をしなくても
車が勝手に目的地に移動してくれるという自動運転は
とても魅力的ですよね。
自動車は負の面を見れば「動く凶器」でもあります。
自動運転になることで人為的な運転ミスが無くなり
事故が激減することが見込まれています。
その為、車がより安全な移動手段となり
運転が好きな人には「楽しみ」や「趣味」となる時代が
もう近くに来ているッて感じですよね。
今回僕が一番注目していたのは
ベンツの自動運転車。
ラグジュアリー感はさすがです。
4つのシートは向かい合うことができ
ドアの内側はアイパッドのようなパネルになっています。
フロント部分や車体の様々な箇所には
車外へ電気でサインを送る機能がてんこ盛り。
例えば道路を横断しようとする人間を通そうと一時停車すると
その際に人間が横切る道路にライトを照らし横断歩道を表現したりします。
※プロジェクトマッピングで横断歩道を描く
どんどん漫画のような世界になってきています。
本当に技術革新って凄いですよね。
そして、それについていけないことが
どれだけやばいことなのかも痛感しました。
ある意味恐怖的な。。。
- 歳だからとか
- 文系だからとか
- ITは苦手だから
なんて悠長なことは言ってられません^^;
おそらく自動運転が普及すれば
タクシーやバスなどのドライバーの仕事は
激減していきますよね。
ちょっといい方は悪くなっちゃいますが
現在のタクシードライバーに不満を持つ方って
結構多いと思います。
かなりの確率で目的地を行ってもすぐに理解してくれなかったり
ナビの設定ができなかったり、加齢臭がきつかったり。
利用する側としては
ロボットが的確に目的地まで安全に運んでくれて
クリーンな室内で移動時間を満喫できた方がいいですもんね。
もちろんドライバーさんとの
会話を重要視したい方もいると思います。
僕も地方で乗るときは、食べ物、地元ネタ、繁華街などを
教えてもらうこともあります。
でもそれさえも
ロボットかタクシー自体と会話して
クリアできるようになりそうですよね。
自動車がない時代は人力車や駕籠で人を運んでいましたが
今や電子技術が満載の鉄の箱に乗って移動してますよね。
それに比べれば
今の状況から、自動運転車が普及する方が
革新レベルも低い気がしちゃうくらいです。
つまりそれだけ自動運転の普及は現実的だってことですね。
今では人力車は一つの楽しみとして
観光地なのでは残っています。
人が自動車を運転する行為自体も
この人力車のように
「地元のことをめちゃくちゃ知っている」とか
「会話がめちゃくちゃ面白くて笑わせてくれる」など
目的地に運んでくれる「+α」が必要になりますよね。
モーターショーはとても楽しかったのですが
これからの仕事の仕方を考えさせられるところも
大きかったです。
どんどん機械化が進む今の時代。
人間にしかできない付加価値や
他の人間がしないことを提供することが
今後の仕事においては大切だと強く感じました。
エステ業界で言うと
機械化ももちろんそうですが
他社がやらないことをやっているお店も有ります。
具体的に例を挙げると
メンズと高齢者。
この2つのニッチな市場を攻めているサロンさんは
多くは有りません。
メンズは大手さんでもやっていますが
まだまだその他のサロンさんでは未開拓な場合がほとんどです。
もう一つは高齢者。
多くのサロンさんは20代から50代くらいまでを
ターゲットにしているところが多いです。
そして、「最初から60代、70代、80代に
エステなんてニーズないでしょ」
って決めつけているオーナーもいらっしゃるともいます。
僕がお付き合いさせていただいているサロンさんは
70歳代80歳代のお客様から
数十万のコース契約をとってしまうお店も有ります。
メンズと高齢者は一例ですが
機械にできないこと(機械だけで完結しない)がないと
機械だけを置いてセルフエステサロンみたいになっちゃいますからね。
むしろ意図的にであれば
そうしてもいいかもしれません。
あるタレントがこんなことを言っていました。
歯のホワイトニングをセルフで出来るクリニックが有り
先生にやってもらうよりも格安で、
自分の都合で予約が取りやすいなどメリットが多い。
日焼けサロンや岩盤浴などのように
あえて機械任せにしする展開もいかもしれません。
自動車でハンドルを握らずに
目的地まで安全に移動できる時代が
現実的になってきています。
目先の仕事も大切ですが
技術革新にもアンテナを張り近い未来を予想し
活動していくことも大切ですよね。
そんなことを感じた東京モーターショーでした。
※プロジェクトマッピングが綺麗でした。