一昨日、長年お世話になっている方に意見をしました。
「何でもかんでもダメ、ダメ、ダメって言ってると、
その時点で思考停止じゃないですか?」
※ちょっと熱い口調で(笑)
仕事人としての基礎を教わったMさんへ
自分が意見するのは、ある意味とても生意気な行為だったかもしれません。
でも言わずにはいられませんでした…。
「業界の常識では」「前例がない」など
よく大企業で決裁のハンコがもらえない場面で
遭遇するシーンに
僕は憤りと危機感を抑えられなかったのです。
だから、後悔はしていません。
この発言の後、
驚くべきコメントをMさんは発しました。
その言葉とは???
やはり只者ではありません(^o^)丿
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◎素直力!
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詳細は割愛しますが、
現在三人であるエステ関係のプロジェクトチームを組んでいます。
そのPJメンバーの一人であるMさんとは
僕が20代中ごろ、Mさんが30代前半のころに出会いました。
Mさんは生粋の商売人なので
僕には考え方や行動が斬新で勉強の日々でした。
「自分で事業を起こしたい」と思い始めたのもちょうどその頃です。
それはMさんの影響が大きかったと思います。
「やっぱり事業家はサラリーマンとはまるで思考回路が違う…」
当時、Mさんから頂いた言葉で特に印象に残っている言葉は
「すべて自分のせいだよ」
というものです。
今では当然同じ認識ですが、
当時の僕には「ほんとかよ!」って内心思っていました。
例えばエステサロンでたとえるならば
売り上げが上がらないのは…
- 景気のせい
- お客さんの所得レベルが低いせい
- エステが贅沢な行為だから
- 東日本大震災の影響
- 出来の悪い部下がついてこないせい
- 広告会社が効果的な集客をしないから
などなど
それぞれ自分以外の他者のせいにした時点で
課題を乗り越えることはでません。
なぜなら、人を変えることはできず
自分が変わろうという意識がないからです。
そのようないろいろなことを勉強させていただいたMさんに
生意気にも冒頭に述べたように
「何でもかんでもダメ、ダメ、ダメって言ってると、
その時点で思考停止じゃないですか?」
何てことを言っちゃったんです。
どんな切り替えしが来るのかな???
と思ったら、
なんと!!!
「俺、悔しいよ」
えっ?
「古屋君が言うならきっとそうなんだよ。
自分では気付いていなかった。
俺の強みはいろいろなアイデアを出して
トライして人がやらないことをする事だと思っている。
でもそうじゃなくなってるのかなぁ?
保守的になっちゃってるのかなぁ~。もうダメって言わないようにする!!!」
特にリアクションを予想してから
発言したわけではありませんでしたが、
「沈黙」か「ムスッとする感じ」かな~と思っていたんです。
そしたらびっくりするような素直な姿勢を僕に見せたのです!
びっくりしました。
まさに素直力!
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同日夜飲む機会があったので、感銘を受けた僕は
その話をしました。
飲み相手はITのスペシャリストで
Mさんと同い年、40歳代のIさん。
Iさんはこう言いました。
僕も事業を起こして7~8年たつけど
年齢を重ねるとともに頭が固く保守的になったと思います。
Mさんのコメントはすごいですね。
同級生として尊敬できます。
加えて、古屋さんのように言ってくれる人がいることも
素晴らしいことだと思います。
とのことでした。
翌日、弊社の中島にも同じ話をしました。
中島はMさんと数回顔を合わせたことがありますが
じっくり話をしたことはありません。
僕はMさんのことをよくは知らないけれど
とても凄いと思う。なかなか素直に「悔しい」何て言えないと思う。
誰でもできる反応ではない。
という意見でした。
年齢を重ねれば自分の常識、経験が増え誰しも
保守的になる傾向があると思います。
これは、人間だれしもある意味仕方ないのかもしれません。
でも、素直に人の意見を聞ける人間は
人の経験や知識、考え方なども自分の血肉にすることが
できるかもしれません。
時には20歳前後の若いエステティシャンの意見を聞くことで
自分の成長につながるかもしれません。
歳は誰でも取ります。
ただ若い人間と接し、受け入れることで
心の歳を取らず、かつ成熟した大人であることが可能になるかもしれません。
最後にMさんはこう言いました。
「自分は歳だって思った時点で歳だよね。
青春は年齢で決まっているわけじゃなく
自分が青春だと思えば年齢は関係ないよね」
やはり只者ではないと思いました(^_^)
聞く耳を持ち、良いと思えば素直に取り入れるって大切ですね。