パチンコ商法はお店にも活用できる【エステ|コネNews064】

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先日、パチンコ屋さんの開店前に並ぶ人たちを見て、

「あ~、俺も昔はあそこに並んでたことあるな~」

って、ふと思いました。

実は、恥ずかしながら・・・
以前、パチンコに熱中していたことがあります。

具体的な頻度は割愛しますが、
かなりヘビーパチンカーでした(笑)

20代中盤から後半にかけての2年間くらいは
かなりはまっていました。

ハマるとほんとに怖いのがギャンブル。
そして身近にあるパチンコはついつい気軽に行ってしまいます。

今冷静に振り返ると、
実はパチンコ商法はかなり緻密に計算されています。

パチンコに興味がない方は
「商法」に着目してお読みください(^^♪

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◎パチンコ商法恐るべし!!!
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パチンコは集客が悪く、閑散とした店舗でなければ
必ずもうかるようにできています。

ギャンブルとはそういうものです。

なぜなら、
還元率(配当率)というものがあり、
最初から胴元が得る利益を設定してお客さんにお金を還元します。

おおよそですが
パチンコ業界の年間売り上げは21.7兆円。
配当金は18.8兆円。  企業の収益及び経費は3.7兆円。

つまり
10,000円を投資すると8,500円が戻ってくるという計算になります(約85%)

もちろん、
平均した数字なので生涯一度しかパチンコをしたことがない人が
1,000円の投資で50,000円になったという人も含まれています。

ちなみに
競馬は75%

宝くじは45%です。

宝くじは今まで100万円分を購入したとすると
手にした額は45万円ということです。

当然のことながら
ギャンブルは少し考えると「確率的には絶対に損」ですね。

では、ひとはなぜギャンブルをするのか?

自分の当時を振り返ると、

「俺は勝てる」
という、超~根拠のない自信がありました。

よくいう
認知バイアス そのものです。

認知バイアスとは思考を歪める心理効果のことで
古い例でいうと「うちの子に限って(悪いことはしない)」
とか
ビジネスで良く見かけるのが
「成功は自分の力、失敗は他人のせい」

つまり、自分の利害や希望に沿った方向に考えが歪められちゃうってことですね。

そして、負けを繰り返しても
勝った時の喜び、興奮がホールへ足を運ばせてしまうんです。

実は二年間、パチンコ帳簿をつけていました(笑)

二年間ともほぼプラスマイナスゼロでした。
平均的には15%損することを考えると
ある意味で、勝ち越したとみることもできます。

でもそれは、お金の問題で

失った「時間」はとてつもない時間です(+o+)

まっ、その経験があって今があるので単純に無駄とは言い切れませんが(^_^.)

パチンコの良く考えられてると思うことは多々あります。

主要なものを挙げると
「シート」「演出」「消費者金融」

それぞれ簡単に説明すると
まずは「シート」

席に座るとなかなか気軽に席を立とうと思わなくなります。
というのも、両隣がかなり接近していて少し動くとぶつかっちゃうんです。

JRのボックス席に座った時の密集感に少し近いです。

で、手を伸ばせばすぐにお金を入れる挿入口があり、
店舗によってはテレビモニタがある。
肘かけがある。

立ち上がりにくく、快適なので
腰を重くさせます。

次に「演出」
さまざまな手法で五感に訴えてきます。
大当たりが出やすいスーパーリーチがかかった時の「音楽・効果音」
「振動するハンドル」「光」「台の中の一部が動き出す」などなど

ついつい興奮させられるんです(^_^.)

最後は何と言っても「消費者金融」

パチンコ屋のすぐ近くには何故か消費者金融ビルが多くあります。

これは完全に戦略で、熱くなったギャンブラーが
追加投資をさせるために、近くにあるのです。

僕は、熱くなって消費者金融には言ったことはありませんが
コンビニのATMで現金を引き出したことは何度かあります。

その時は認知バイアスがかかっているので
「後1万円入れれば、必ず勝てる!」
と思考回路が完全に歪んでしまっていました(+o+)

今まで、お伝えしたことはパチンコ商法の
ほんの一部です。

一部でもこれだけいろいろなところで
金を入れさせる「仕掛け」が用意されています。

今は冷静に考えられるようになったので
ふと、エステサロンでも生かせるんじゃないの?
って思ったんです。

パチンコの「シート」に置き換えると
お客様が心地よくてお店を出たくない気持ちにさせ設備や空間。
例えば、ついつい施術時間を延長してしまうような快適なベッド。
施術後の雑談タイム。すぐに帰宅を迫らない雰囲気。などなど。

パチンコの「演出」に置き換えると
お客様の五感に訴えて、エステ及びサロンの虜にしてしまう。
例えば、施術や化粧品のDVD(視覚)
店内を流れるBGM(聴覚)
エステシャンの極上な技術(触覚)
カウンセリングや待ち時間にお出しするハーブティー(味覚)
癒されるアロマの香り(嗅覚)

パチンコの「消費者金融」に置き換えると
感情が高ぶった時に欲しいものが手に入る状態。
例えば、クレジットカードが使える体制がある。
一回単価がお得になるコースメニューの商品化。
施術で使われる化粧品が店頭で販売されている など。

例に出したのは、特別珍しいことではありませんが
この観点で、自社サロンを振り返ると
面白い切り口のサービスや、商品が生まれるかもしれません。

パチンコというエステとはまるで違う業界、ビジネスではありますが
他業界から学べるものは意外とあるのかもしれませんね。