先週、講演会に参加してきました。
お取引している企業さんが主催してくれたもので
岩佐豊先生による「生き残るための条件」というテーマでした。
結論から言うと
めちゃくちゃためになる内容でした。
どんなところが興味深かったかというと
世界経済を俯瞰した上で、今後の日本の景気や成長などを推察し
その前提条件を元に、これからどのように生き残っていくべきなのか。
という着眼点
とても関心させられました。
例えば国の成長は「エンジン」で決まる、
という話。
人口分布を年代別に棒グラフにした際、
一番のボリュームゾーンの年代。
国を動かすのは若い世代の力が必須。
だから20代の人口比率が高くないと
高度成長期の時のような発展はしないと言うシンプルなもの。
このような時代には
中流層の比率が全体の多くを占めます。
逆に現在は一億総中流と言われていた時代ではなく
よく耳にするのが「二極化」ですよね。
つまり貧富の格差が
今まで以上に開いてきているということ。
その様な条件を元に今何をすべきなのか???
という話を具体的にお話して下さいました。
この岩佐豊先生ってどんな方か?
って言うと、かなりのキャリアを持たれた方なんです。
1970年に株式会社ダイヤモンド社入社。
1996年に同社代表取締役社長就任。
2001年に同社を退社され、
有限会社ワイエスマネジメント代表取締役就任。
その後は様々な企業の役員などを歴任されている方です。
岩佐豊先生の話は
著名な経営者の方とのエピソードが盛りだくさんでした。
きっと多くの優れた方と接してきたことを吸収され
発展されてきた方なんだと思います。
岩佐先生の講演にご興味がある方は
いろんなところで活動されているようですので
参加されてみることをオススメいたします。
で、
タイトルに添えた「一人オーナーの危険性!?」
っていう一見意味不明な言葉を書いたのですが
どういう意味かわかりますか?
僕がここで言う一人オーナーの定義は
- オーナーが施術をしている
- オーナー一人のお店でスタッフはいない
一人オーナーにはメリットとデメリットがあります。
◆メリット
1.一人なので気楽
2.一人なので全て利益は自分の報酬
3.一人なので自分で全て決められる
確かにこれは大きなメリットですよね。
逆に僕が思うデメリットは
主に次の3つです。
※あくまでも僕が勝手に思っているデメリットです。
◆デメリット
1.一人なので孤独
2.一人なので売上に対するモチベーションを維持しづらい
3.一人なので自分の視点しか持てない
その他、
苦手な事務仕事が煩雑になったり
知識の無いIT関連が手薄になったり、
逆に不要だったり使いこなせない商品を
営業マンに薦められるがまま購入してしまったり。。。
挙げるといろいろ有りますね。
今回僕がこの講演会に参加して
ちょっとした出来事があったんです。
講演会には弊社の中島と一緒に参加したのですが
講演終了間際に岩佐先生に挨拶してきたい、
という趣旨のことを彼は僕に言ったんです。
僕が「良いんじゃない」と返すと
早速先生の前に足を運ぶ中島。
先客が2人ほどいたのですが
中島はスマートにその2人が外れるのを待ち、
挨拶及び質問を始めました。
僕はと言うと、、、
中島が待っているそばに立っていたのですが
「俺も話しに行っちゃおうかな」と思い、
中島が話し終わった頃に、お話をさせいただきました。
講演後はそれぞれ別行動だったので
中島とは別れたのですが、それまでに
こんな意見をもらいまし。
「先生は基本的に温和でニコニコ話すが
時々、眼光鋭く力強くメッセージを伝える場面がある」
確かに言われてみればそうだな~
って思いました。
実はこの講演に僕一人で参加していたら
得ることができなかったことが収穫が
2つあったってことなんです。
一つは
「先生に話しかけたこと」
もう一つは
「先生がとても強弱をつけてメッセージを伝えていたという認識」
です。
一人だったら
主催の会社さんに挨拶して
そそくさと退散していたと思います。
中島に先生の印象を聞くことがなければ
先生の話し方に特別な強弱があると感じる人がいることを
知ることが出来ませんでした。
つまり
僕が一人オーナーだったら
この2つの収穫はなかったってことなんです。
もちろん一人オーナーにも様々なメリットが有りますが
やっぱり人間は人間から受ける影響は大きなものが有ります。
ですので、
一人オーナーで運営されていくのでしたら
そのメリットは享受しつつ
デメリットを補うために
相談できる人や、自分の苦手な分野を熟知している人と
良好な関係を築くことをおすすめします。
それはもちろん僕のようなコンサルでもいいでしょうし
一番身近な「取引企業さん」も良いと思います。
色々と一人オーナーさんでも
商品やサービスにお金を使っていると思います。
そのお金を使っている相手は
基本的にはその道のプロ ※例外もありますが
だからこそ、
その取引企業さんと良好な関係を築くことが
一番簡単なことだと思いますよ。
一人オーナーさんも
復数のスタッフがいてブレーンもいるっていうオーナーさんも
他人の力をうまくお借り出来る環境を構築したいものですね。