昨日は茨城県南部を震源とする
最大震度5弱の地震がありましたね。
僕は横浜市内のスポーツクラブでちょうど
トレーニングをしていました。
クラブ会員さんの携帯が鳴り
館内放送で地震の発生とトレーニングを中断するよう
スタッフさんから指示がありました。
熊本の震災が起きてから
早くも1月が経過しました。
緊急ニュース速報で「震度7」という文字を見て
びっくりしたのを今でも覚えています。
日本は地震大国なので
いつどこでどんな大きな地震が起こるかわかりません。
僕が住む横浜も
近い将来、大地震が起こると言われています。
でも、今まで震災の当事者になったことはないし
地震に対する知識や対応方法も知らない・・・
ということで
横浜にある「横浜市民防災センター」に行って
1時間の体験ツアーに参加してきました!
ここはどんな施設かというと
横浜市民への防災知識の普及啓発、
備蓄物資・資機材の保管を主な目的として運営しています。
基本的な役割は4つ。
①市民等に対する防災・減災教育の場
②横浜市消防音楽隊の活動拠点
③震災時の応急活動拠点
④機動特殊災害対応隊の活動拠点
今回は①市民等に対する防災・減災教育の場として
利用をさせて頂きました。
まず最初に体験してきたのは
災害シアター。
関東大震災の再現映像や
横浜市で地震が起きた場合のシミュレーション映像が流れました。
東日本大震災の際も
横浜は結構揺れましたが
その比ではない大規模なものでした。
横浜市での想定被害は
死者3200人、負傷者20000人以上。
警察庁が2016年(平成28年)3月10日に発表した
東日本大震災での死者は15,894人、重軽傷者は6,152人
※負傷者は1都1道18県 死者は1都1道10県
一つの市だけの被害想定と考えると
とてつもなく大きな規模の被害だということが
わかりますね。
次に見たのは地震シミュレーター。
地震を体験出来るマシンに乗り
モニターを見ながら様々なシーンを体験しました。
関東大震災、高層ビル内、阪神淡路大震災など
複数の設定があり、
横揺れ、縦揺れ、長い揺れなど
様々なパターンを体験。
地震シミュレーターは手すりがあるので
写真を見ると大したことなさそうに見えますが
手すりがなければ立ってるのは超困難な揺れでした。
その次は減災トレーニングルームで
天災が起きた場面を再現し
対応方法を学びました。
地震、火事、大雨など対応するポイントが異なり
地震だけが天災ではないということを再確認。
体験の定番、火災シュミレーター。
モニタに火災の映像が流れ
消火器で火元を消すというもの。
消火器に関してのワンポイントアドバイスは
とても有効でした。
体験ツアーの係員さんが
教えてくれたのですが、
最近の消火器はホースがついていないんです。
知ってました?
今までは
栓を抜いて、ホースを向けて、ハンドルを握る
という3ステップ。
最新のタイプは
栓を抜いて、ハンドルを握る
という2ステップ。
1ステップ無くなることで
発射までの時間がだいぶ短くなるんですよね。
ですので
自分で消火器を買う際には
「ホースがないから良くない消火器」
とは認識しないようにとのアドバイスでした。
火災シュミレーターを終えると
煙の怖さを体験。
火災での死亡者は直接火災で死ぬというよりは
煙を吸い込んでしまうことで倒れてしまい、
その結果焼身してしまうとのこと。
その為、実際に火災が起きた場合には
煙を吸わないように身をかがめて
ハンカチや衣類などで口元を覆って煙を出来る限り
吸わないようにすることが大切ってことでした。
体験はこれで終了。
今までいかに防災意識が低かったか
防災の知識が無かったかを思い知らされました。
学生は防災訓練を学校でやるので
大人よりも詳しかったりしますよね。
子供を守る大人こそ
防災についての基本的な知識を
身につけておくべきと痛感しました。
自治体によっては横浜市民防災センターのような施設が
全国にあると思います。
自分を守るため、家族や大切な人を守るため。
会社やスタッフを守るためにも
お近くの体験できる施設に行かれることをオススメいたします。