ブラック企業で何が悪い!?「仕事=部活」論

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ブラック企業って本当に悪ですか?
そんなことを思う方もいますよね。

僕はそう思います。
※もちろん法律を守るのは絶対です。

特に中小零細企業で頑張って仕事をしている立場からすると
「ワーク・ライフ・バランス」とか言われると
大企業だけにしてくれよー、って思っちゃいます。

と言っても
ブラック企業を推奨しているわけではないです。

ブラックであっても
働く人たちが満足してれば良くね?

って思うだけです。

まずはブラック企業の定義を考えてみましょう。

以下、厚労省のサイトから引用です。

厚生労働省においては、
「ブラック企業」について定義していませんが、
一般的な特徴として、

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

などと言われています。
(厚生労働省HPより)

厚生労働省も定義をしていないんですね。

もっと端的に言ってしまうと
「長時間労働、休みが少ない」っていうのが
一般的なイメージではないでしょうか?

ここではブラック企業
=「長時間労働、休みが少ない」

と定義して話をしていきますね。

その上で、
「仕事=部活」論について。

仕事って部活に非常に似てると思いませんか?

自分が興味を持ったスポーツの組織(団体)に属し
練習をし、レギュラーを目指し、試合に出て、大会で優勝を目指す。

例えば僕はサッカー部だったので
サッカー部で考えてみますね。

僕は中学生の頃までは
サッカーが大好きでした。

でも、高校に入学する頃にはすでに燃え尽きていて
サッカーに対する情熱は無く
惰性で入部。

そこからブラック部活での
地獄の日々を送ることとなりました(笑)

中3卒業後の春休みに
監督に目を付けられていた生徒は
高校入学前に高校の部活に参加させられます。

そして、高校入学後は
平日は朝練、午後錬、
土日は終日練習か練習試合。

休みは週一。

顧問は暴力(ビンタ、キック)や恫喝は日常茶飯事。
学校のテストで赤点を取れば坊主の刑。

僕も良く殴られたりしましたし
実際に赤点を取り、坊主にしました。。。

当時、神奈川県内ではそこそこのサッカー上位校で
学区外から受験、入学する人もいましたね。

学区内で最上位校に受かる学力の生徒が
ランクを落としてサッカーのために
入学する生徒もちらほらいました。

そんな部活で
僕は当初、監督や仲間に期待されていたものの

サッカーに対する情熱の低さはバレバレなので
徐々に期待をされなくなりました。

高1のころには
チームの遠征に付いていくような立場だったものの

高3の頃にはBチーム(レギュラーチームがAチーム)を温める
主要メンバーのまま、引退を迎えました。

そして、晴れて引退。

その時の心境は。。。

「やっと自由になれる」でした。

僕にとってはすべてが
ブラック部活でした。

さて、改めて言うと
「僕にとっては」ブラック部活。

他の生徒からすると
違う認識を持っているやつらが
実は多かったんです。

つまり、
厳しい部活だったけど
本気で取り組めて充実したサッカー部生活だった。

そう思う生徒のほうが
多かったんじゃないかと思います。

これって本当に
ブラック企業とブラック部活の関係が
仕事と部活に似ていると思うんです。

中3の春休みに練習に参加

→仕事に置き換えると
インターンで職場見学&職場体験

惰性でサッカー部に入部

→仕事に置き換えると
みんな働くから、とりあえず入れる会社に就職

サッカー部生活を過ごす

→仕事に置き換えると
会社勤めを生活を送る

休みが少なく長時間の厳しい練習

→仕事に置き換えると
長時間労働、少ない休日、厳しいプレッシャー

引退

→仕事に置き換えると
定年退職

部活=仕事を「苦役」と捉えた場合は
このようになりますね。

つまり僕は
サッカー部での生活を
苦役と捉えながら過ごしていたのです。

みんなが働いているから、お金のために
いやいやだけど仕事しなきゃ。。。

っていうマインドそのものです。

一方で同じサッカー部生活でも
人によっては真逆の感覚になります。

中3の春休みに練習に参加

→仕事に置き換えると
同期よりも早く活躍できるかもしれないという期待

惰性でサッカー部に入部

→仕事に置き換えると
自分が好きなサッカーを
公立校の中では有数の強豪校に入部できた!

サッカー部生活を過ごす

→仕事に置き換えると
自分を高める、売上を上げるために
日々仕事を重ねる充実した日々を会社で過ごす

休みが少なく長時間の厳しい練習

→仕事に置き換えると
好きな仕事に没頭できる充実した時間。
厳しい練習上司の指導や顧客クレームも
自分や会社の発展のためだから苦にならない。

引退

→仕事に置き換えると
もっと同僚たちと会社のみんなと
仕事をしたかった。

同じ環境でも
マインドが異なる事で

ブラック企業と感じたり、
寝食忘れて仕事に没頭できたと満足できたと感じたり
真逆の感じ方となります。

その為、
僕の高校時代のように「いやいや部活生活を送った」と同様に
「仕事を苦役だと思う」人間には厳しい職場環境は向きません。

大学生で言うならば
体育会のサッカー部ではなく
飲み会メインのサッカーサークルに入るべきです。

仕事で言うなら
能力主義や、自己責任などの外資系のような会社より
福利厚生充実、労働強度が低い役所ですね。

高校時代の当時の僕に言ってあげられるなら
「嫌ならサッカー部やめちゃいなよ」
って言いますね。

でも当時の僕には
不毛な時間を過ごしていると思いつつも

「我慢が美徳」的な教育も受けていたため
やめなかったんだと思います。

「部活=仕事」論
いかがでしたか?

寝食忘れて仕事に没頭している人が
「お前の会社はブラック企業だよね」って言われたら。

「ブラック企業で何が悪いの?俺は充実してるよ!」
って言うと思います。

逆にワーク・ライフ・バランスが重視な人は
充実した休みと福利厚生に重きをおきます。

どちらが正解ではなく
人それぞれ。

だからこそ

部活も仕事も自分の気持を尊重して
周りに流されず、我慢せずに
選択したいものですね。