想定外を楽しみ、カウンセリングで提案を続ける【エステ|コネNews119】

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今日は午前中に神奈川県内のエステサロンさんでのコンサルティング、
午後は東京の住みたい街ランキング常連エリアにあるスポーツクラブさんでの
エステサロン出店依頼打合わせと出ずっぱりでした(^o^)/

ということ夜のメルマガ発行にて失礼します。

イプシロンの打ち上げが中止となりましたが、
なんだか売れないエステシャンと似ているような。

その理由とは・・・


 「想定外のことがあった」

ということで、打ち上げが直前に中止された新型ロケット「イプシロン」。
JAXAの責任者は、予期せぬ不具合が起きたと説明しました。

初号機が発射の19秒前、
第3段に搭載された機体の姿勢を計測するセンサーの
データに異常が見つかりました。

機体は発射台に正常に固定されており、
姿勢に異常はなく、
センサーやデータの計算過程なども正常だった。

簡単にいうと
原因はよくわからないが、
システムが危険を察知し、発射直前で打ち上げが中止になったということです。

正確な原因については今後の検証が必要という状況みたいですね。

新しい取り組みには
想定外の出来事がつきものですし、
ロケットという危険性をはらんだもののおいては
直前での発射中止ということも、結果としては良かったのかもしれません。

なんだかこの事象って、
エステティシャンがお客様にカウンセリングトークをする際の
状況に似ていませんか?


 

先週、東北で売上upコンサルティングをさせて頂いている
エステサロンさんに行ってきました。

今回は数字の話を中心にしてきたので
社長はとても有意義だったとお褒めの言葉を頂きました。

例えば当たり前の話ですが
売上=集客(接客数)×歩留(契約率)×契約単価
ですよね。

売上500万=新規客50人×歩留50%×@200,000円
って感じですね。

この三つのどれかを強化することで
売り上げは嫌でも上がるってことですね

それを強化するのが
とても頑張りどころなのですが(笑)

結構、女性オーナーの場合
ロジカルシンキングが苦手な方が多く、
また考え方がわからないので、

感覚(雰囲気・経験則・ヤマ勘・気合い)などで
売り上げ達成をクリアしようとしがちですね。

そんな中、
 「今日は数字の話が多く面白かったです。私数字の話大好きなんです。
 まどろっこしくなくて、明快で。」

そういわれた社長のことを思いながら
新幹線つばさで東京に向かいました。

帰宅時の新幹線に乗ると
どうしても一杯飲んじゃいます(*^_^*)

で、いつものように
回ってきた販売員さんにビールとお弁当を頼み
夕食をとることにしました。

この時、面白いことがありました。
僕の隣の女性が僕の次にトンカツサンドを頼んだんです。

お客さん「すみません、トンカツサンド下さい。」

店員さん「あ~、すみません売り切れなんですよ・・・」

お客さん「そうですか・・・」

店員さん「サンドイッチはありますよ。こちらにしますか?」

お客さん「うーん・・・」

店員さん「じゃあ、今一番人気のこちらのお弁当にします?最後の一つですし。」

お客さん「はい、じゃあお弁当頂きます。」

この店員さん、営業上手いな~って感心しちゃいました。
話のもっていきかたも、さりげないんですが、
何よりも堂々と提案を繰り返していくんです。

そして、自然な笑顔が良いんです。
さらにわざとか抜けないのかはわからないんですが、
東北なまりなんです。

ちなみにこの店員さんは
30歳前後女性、ややポッチャリ系、
ショートカットで朴とつな感じの方でした。

びびりのエステシャンだったら
トンカツサンドがない段階で
引っ込んじゃうでしょうね。

僕は弁当とビールを飲みほし
「2杯目行っちゃうか(^o^)丿」
って思いながら販売員さんが来るのを待っていました。

しばらくして販売員さんが現れました。

「ビール下さい」
そういうと

「はいわかりました。おつまみはいかがいたします?」

あっ、つまみは考えていなかったな~。
つまみは太る原因だし、弁当食べてお腹いっぱいだし。

って思いながらカゴの中の小さなつまみに目をやったんです。

「こちらですか?
こちらは○○と言って(名前忘れました)
東北地方ではとても有名なおつまみなんですよ。」

「こちらのおつまみは東北ではとても有名で、
関東の方はこれを買いにわざわざ東北にこられる人もいるみたいですよ。」

「じゃあ、これも下さい。」

うま~く、買わされちゃいました(笑)

うまくかわされちゃったな~
と思いながらその女性の後姿を眺めていたんです。

すると、50歳くらいの中年サラリーマン二人組のところで止まり
また楽しそうな会話を始めたのです。

その二人はウイスキーに興味を持ち
こんなやり取りが始まりました。

「ウイスキーってどれ?」

「あっ、缶じゃなくて私がこちらにあるボトルからコップに直接入れて作ります。
ですから、とてもおいしいですよ」

男性2人 「(笑)」

男性A「じゃあ、ウイスキーもらおうかな(笑)」

店員さん「シングル、ダブル、どちらにしますか?」

男性A「どうしようかな~。」

店員さん「濃いのがお好きなんですか?」

男性A「そうだね~」

店員さん「私のウイスキーはここだけの話、とっても多いですよ。
シングルって言ってもダブルになる直前、ギリギリシングルって感じです(笑)」

男性A「そうなの(笑) じゃあ、シングルちょうだい(笑)」

店員さん「はい、では入れますね、400円になります。」

「いやー、また新幹線乗ったら指名しちゃおうかなー(笑)」
「また~(笑) ご指名お待ちしております(笑)」

なんだか、新幹線の売り子と客のやり取りじゃないですよね(笑)

恐らくこの店員さんは
「想定外」を楽しんでいるんだと思います。

 そして、販売行為が楽しくて仕方ないんだろうなって感じです。

売ってやろう、って感じではなく、
これが無ければ、こっちにしてみます?食べたいでしょ?飲みたいでしょ?
って感じで当たり前の様に話してくるんです。

当たり前に言ってくるので
「営業してきたな・・・」って印象をまるで受けない。

これって営業マンの鏡ですよね。

想定外の出来事によりイプシロンの打ち上げは中止になりました。
新幹線の販売員さんは想定外を楽しみ、楽しみながら販売をする。

エステシャンは想定外の場面に出くわしたときに
イプシロンの様に打ち上げ中止(営業中止)にするのか、
販売員さんの様に想定外を楽しみながら販売(営業・提案)をするのか。

この姿勢の違いが
お店の発展を左右するんでしょうね。

ではまた!

<PS.書籍紹介>
できる人の口ぐせ (中経の文庫 き 2-1)
定番「良い言葉」をまとめて書いてある本ですね。
「今より早い時はない」ってのは良いですね。
どうしても歳を重ねると、今から始めても遅くね?今更?
って気持ちになることってありますからね。