NHKも驚き?スタッフはオーナーに怒られたい?!【エステ|コネNews177】

NHKも驚き?スタッフはオーナーに怒られたい?!【エステ|コネNews177】

おはようございます、
コネクションズの古屋です。

最近、スタッフさんに怒っていますか???

 

入社3年目までの社会人を対象に行った民間企業の意識調査では、
およそ8割が「叱られたい」と回答したそうです。

「いやいや~、うちは褒めて伸ばすやり方なんですよ」
「最近の若い子は打たれ弱いから言えないよ・・・」
「怒り方がわからない・・・」

などなど
色々な声が聞こえてきそうでが
怒られたい願望を持つ若者が結構いるみたいなんですよね。


 

先日、9月20日(土)午前中に
スポーツクラブへトレーニングに行ってきました。

 

その日は大股で歩くように動く
有酸素運動のマシンを30分位したのですが
その際にTVを見てたんです。

見てたテレビはNHKの「報道首都圏」という番組。
サイトで確認したら再放送だったようです。

どんな内容だったかって言うと
「やっぱり 叱られたい
~若者に広がる“叱られ願望”~」

と言うもの。

怒られたい?

なんだか不思議に思ったのですが、
見てみるととても興味深いものでした。

仕事に対して目標や充実考えられない若者が
「おやじレンタル」というサービスを利用して
居酒屋でおっちゃん(多分40歳前後位)に説教。

阿川佐和子さんが
講演会で自身の父親に怒られたエピソードを披露。

外資系企業に勤める20代女性が
男性の友人と「怒られること」について対談。

私が見たのはこの3つなのですが、
怒られることの重要性や価値、
欲求などを伝える内容となっていました。

私の感覚としては怒られることは嫌なことでしか無いので
人は誰しも同じだろうと思いがちですが、

人それぞれ、年代や環境、性別等によっても
物事の感じ方は違うので新鮮でした。

指摘や自分と異なる意見をもらうのは大歓迎なのですが
「怒られる=自分より絶対的に上の存在」
という構図となるのでそこが嫌なんですけどね。

でもそれを求めている人がいるんですよね(^_^;)


 

叱られたい願望の表れとして
こんな現象が起きています。

タレントの阿川佐和子さんが書いた新書
「叱られる力」は発売から4か月で20万部を突破。

グラビアアイドルの吉木りさが
画面に向かって怒り続ける民放番組が大人気。
ユーチューブの予告動画が120万回以上再生。

確かに怒られたいニーズが有ることがわかりますよね。

番組の若者達への取材で「怒られたい」理由が上がってきたのですが

  • 「本音のコミュニケーションをとりたい」
    「誰かに真実を示して欲しい」・・・。
    「いいね!という承認だけでなく話を聞いて欲しい」
    「成長のチャンスが欲しい」

などの思いが有りました。

外資系に勤める女性のエピソードは興味深かったのですが、
めちゃくちゃ怒られるだろうな、って思っていたのに全く怒られなくて
拍子抜けしたことがあったそうです。

大切な仕事の引き継ぎを忘れたまま休みをとってしまい、
休み明けに上司に話をするとこう言われたそうです。

「他の人にその対応は任せたから大丈夫だよ」(淡々と)

この時になぜ怒られないのか?
自分の存在価値は大したこと無いのじゃないか?

という思いにかられたそうです。


 

オーナーさんとよくスタッフさんとの接し方について
相談を受けます。

強く言うとやめてしまいそうで・・・
と言われることが結構多いですね。

もちろん人それぞれに
どのように対応されると伸びるのかも異なるでしょう。

このNHKの8割の若者は怒られたがってる
っていうよな見せ方にはチョット懐疑的です。

今回取材対象となった
男性や女性は見るからにがんばりやさん。
向上心があるからこそ怒ってほしい(指摘して欲しい)
と望んでいる人です。

そんな人だからこそ
自分の成長のために怒ってほしい
というのが彼らの根底に有ります。

ただ単に怒られること自体が快感
といった趣味的なものではないと思われます。

ですので、
エステシャンの人たちに
何かあると声を荒らげて怒り散らす
というようなことをするとみんなやめちゃうかもしれませんよね^^

ということで
私のご提案としては

「やる気満々で怒られたい願望の若者がいる」
ということを認識しつつ
誰にでも強く怒っていいわけでもない。

っていうスタンスでスタッフさんと接するといいのではないでしょうか。

そのスタッフさんとの関係や
オーナー自信がどう思われているか(尊敬されているのかされていないのか)
によっても同じ言動でも反応は違ってきますからね。

さっそく試しに
やる気満々のスタッフさんに怒ってみては(^^)

阿川佐和子 叱られる力 聞く力 2 (文春新書)