昨日、知人の画家の方が銀座で個展を出すということで
銀座に顔を出してきました。
私は絵に対する教養はほとんどなく、
絵の優劣や価値も全然わかりません。。。
ということもあり
画廊に足を運んでみました。
やはり未開の地に出向くと
発見があるものです。
その方の絵の特徴は
「ごちゃごちゃせずに、飾りを極限までそぎ落とす」
そうすることで、
見た人に「考えさせる・感じさせる」
という絵でした。
和紙に岩絵の具で描いたもので
かすかに光沢が見られます。
これは岩絵の具の特徴で
岩石を粒子状にしたものをベースに絵具としているので
きらきらと光るとのことでした。
これらの写真を見ていただくとわかると思いますが
本当にシンプル。
そして自分の知識教養や人生観、
その時の心理状態などで感じ方が変わる
奥深い作品です。
※私が評価するのは大変おこがましいのですが
あくまでも個人的な感想ということで^^
私が作品を鑑賞していると
作者の方が説明をしてくださったので
その際にこんなことを聞いてみました。
「この絵は暗い色使いなので、
心理的な不安感などを表現しているのですか?」
すると作者はこういわれました。
「そう感じられましたか?
ほかの方はこの絵をその逆の印象を受けたようです。
人それぞれ感じ方が違うんですよね。」
う~ん、奥が深い。
ちなみにこの立体的に描かれている絵を
購入させていただきました。
赤い色が好きなもので^^
この方の絵のstyleから
あることを発見しました。
それは。。。
カウンセリングや営業、交渉などと通じるところがある
ということです。
「沈黙は金、雄弁は銀」
という言葉をご存知でしょうか?
何も語らず黙っていることは、
すぐれた雄弁よりも大切であるということです。
ペラペラしゃべる営業マンより
沈黙を有効活用して相手に考えさせる営業マンのほうが
成績は良いものです。
たまにとにかくしゃべり倒して洗脳して
契約とっちゃうっていうタイプもいますが。
なぜペラペラしゃべる人は沈黙が苦手か知っていますか?
それは、沈黙が怖いからです。
たまに電話していてこんなことありませんか?
ちょっと沈黙(こちらがしゃべらないと)すると
「もしもし!もしもし!」
相手が聞いてるかどうか不安になっちゃうタイプの人ですね。
営業の本を何冊か読めば必ず出てきますが
沈黙にはとても強いパワーがあります。
相手に考えさせるのです。
それと、圧力がかかります。
ですので
優柔不断な人や断りにくい人を説得したり
購買の決断を促す時にはとても有効です。
でも、ビビりの営業マンは
沈黙を怖がり、少しお互いに無言になると
「えーっと」とか言っちゃいます。
営業マン自身が沈黙の圧力に負けちゃってるってこと^^
キティーちゃんの顔には
大切なあるものがないのですが
なにかわかりますか?
「口」です。
諸説ありますが
有力な説では、口がないのは
表情を限定させないためです。
つまり、
見る人によって
笑っている、
泣いている、
怒っている、
寂しがっている、
脱力している、
無表情・・
など見る人に判断をゆだねているのです。
まさに今回私が銀座の画廊で作品を見させていただいた
画家の方の絵のように。
カウンセリングの時に
沈黙を怖がっていませんか?
相手に考えさせずに
自分の考えを押し付けていませんか?
「沈黙は金、雄弁は銀」
営業に行き詰ったら、一度試してみてもいいかもしれませんよ^^
では、また来週です。