営業心理学で売上UP!フット イン ザ ドア テクニック【エステ|コネNews219】

営業心理学で売上UP!フット イン ザ ドア テクニック【エステ|コネNews219】

フット・イン・ザ・ドア・テクニック?


なんか営業の本を読んだ時に目にしたような???

そんな方も多いのではないでしょうか。
セールステクニックの基本と言われていますね。

まっ、一般的には営業の世界でもこんな言葉は使わずとも
ロープレなんかでは自然とやっているテクニックです。
和訳すると、、、

ドアの中に足を入れる

ですね。

これはとういうことを言っているかというと
ドアの中に足を入れれば、商品を売ることも出来る。

という意味なんですね。
わかりやすく訪問販売をイメージしてみましょうか。

営業マン「ピンポーン」

お客さん「ガチャ(ドアを開ける)」

営業マン「足をドアの中に入れる」

お客さん「閉められない(話を聞くという小さな要求を受け入れた)」

こういうことですね。

別名の段階的要請法と言ったほうが
日本人にはイメージしやすいかもしれませんね。

依頼や交渉をする時に、
まずは相手が受け入れてくれやすい要求から始めます。

その後に徐々に要求を大きくしていく話法で
最終的にはこちらが望む要求を相手に承諾してもらうように
運んでいくテクニックです。

アメリカの心理学者がした実験では
すさまじい効果が得られたことがわかっています。

女子大生に「環境浄化のために苗木を植えてもらうお願いをして了承を得る」
ということをしました。

 

2つの依頼の仕方を用意し
その結果の違いを見てみました。

A:最初から苗木を植えてもらうことを依頼する。
B:最初は環境浄化についてのアンケートに協力してもらい
その後苗木を植えてもらうことを依頼する。

Aの場合は殆どの人が拒否した一方で
Bの場合は80%近くの人が協力してくれたのです。

 

これは「アンケートに答えてもらう」という小さな要求を承諾してもらった後に
「苗木を植えてもらう」という最終的に望む要求を依頼したことで
協力を得られる確率が高まったという事例です。


 

これはエステサロンの現場でも
うまく使っているお店はあります。

僕もコンサル時には提案するのですが
例えばこんな事例です。

痩身マシン(例えばキャビテーション)でコース契約を取ることを
最終的な要望と位置づけたとします。

まずはキャビテーションのお試しで集客します。
例えばキャビテーション30分10000円を
3000円で集客したとします。

お客さんは30分を3000円という頭で
お店に来ます。

そこで、お客さんに最初の小さな要望(提案)を出します。

「30分3000円のキャンペーンですが、
今なら60分5000円でできるので
ご希望の施術パーツを追加してみませんか?」

これで、2000円追加くらいならいいか。
って感じで最初の小さな要望(提案)をお客さんが受け入れます。

その次には関連メニューの遠赤ドームを
次の小さな要望(提案)として伝えます。

「キャビテーションの効果を更に高めるために遠赤ドームがあるのですが
効果をより高めるためにこちらも体験してみませんか?
今ならプラス●●円で体験していただくことが出来ますよ」

2回目の小さな要望(提案)をして受け入れていただきます。

その後、ひと通り施術が終わった後で
最終的な要望であるコース契約の話をします。

例えばこんな感じですね。

ここでは要望をのんでもらうというと
お客様に不要なものを洗脳して売りつけるみたいな
印象を持つ方もいるかもしれません。

もちろん不要なものを売りつけるのは良くないです。

あくまでも相手のためになるのであれば
この流れを使ってお客さんを導いてあげる

っていう認識でおねがいしますね^^


オーナーさんが自分では契約は取れるのに
スタッフに契約を取らせることが出来ないという声が多いですが
そういう場合には、このような流れを作ってあげていないことが多いです。

売れるエステシャンは知らずとこういうことをしています。
感覚も大切ですがロジックでこのような環境を
スタッフのために作ってあげるのもオーナーの役割ですからね。

いかがでしたか?

もし、このフット・イン・ザ・ドアテクニックをご存じなかった方は
結構簡単に使えるテクニックなのですぐに使ってみてください。

会話の中で使うのももちろんなのですが
お店として小さな要求(追加メニューや時間の延長など)を用意しておいて

その提案自体をお店の基本的なルールにすれば
初心者エステシャンでも結構売れちゃったりするんですよね。

注意事項としては、
小さな要求のバランスを見極める(模索する)ことですね。

こちらでは小さい要求だと思っていることも
お客さんからしたら「そんな大きな要求を重ねてしてこないで!」

って思われてしまうこともあります。

では、どうすればその塩梅がわかるのか?
それは、お店の中で売れているスタッフさんとロープレをして
どんな小さな要求をしているかを教えてもらうことですね。

もし、1人オーナーだたりスタッフが全然売上をあげないようであれば
その小さな要求のベストバランスをオーナー自身が見極めスタッフに教えてあげればOK。

高い確率で出来る小さな要望としては

  • アンケート用紙に記入して頂く
  • 本人確認(身分証明証)をさせて頂く
  • 採寸をさせて頂く
  • 写真撮影をさせて頂く などなど

これも立派な小さな要求です。

ぜひお試しくださいませ!