年賀状って必要あるんですかね?
昨日、そんなことをある男性に話したんですが
その方の答えはこうでした。
あったほうが良いんじゃない?
今年はお年玉が10万円の現金みたいだよ~
先週のメルマガで「年賀状・自爆営業」について
記事にしたので、ちょうどタイムリーなタイミングで
とても興味深く意見を頂戴しました。
僕は年賀状は出さずに
頂いたらお返しをさせて頂く主義です。
ですので、年賀状一つとっても
考え方や価値観は異なるってことを
痛感した場面でも有りました。
「虚礼廃止」って言葉はご存知だと思いますが
最近は企業が企業にまたは社内の部下が上司に
虚礼廃止を進める動きが年々強くなっています。
虚礼廃止は
形式的で中身が無い、気持ちがない
お礼や礼儀はやめようという意味。
行為としては例えば、
- 年賀状
- 御中元
- お歳暮
- 葬儀
- 通夜の参列
などがあげられます。
あくまでもこれは「虚」礼の廃止なので
本気で礼の気持ちがあれば問題無いですが
実際のところ慣習的にしているケースが大半ですよね。
ここで「虚礼」的な行為をするかどうかが
会社やお店の判断を迫られる時代となっています。
- 社会の流れが虚礼廃止だから
やめてしまうのか? - 虚礼廃止をせずに
虚礼を継続してみるのか?
僕の考えとしては
「虚礼」でなく、本当に礼の気持ちがあるなら
お礼の行為として行っても良いのではないかという考えです。
また、この礼を伝える行為を
お店や会社の「企画」として利用するのであれば
それも良いのではないかと思っています。
前者の「本当に礼の気持ちがある」は
言うまでもないと思います。
では、後者の
「企画」とは何だと思います?
サロンさんの中でも
一度だけ来たお客様や常連客の方に
DMを送ることって有りますよね。
もちろんDMがNGの人に送るのはダメですが、
結構、休眠客の掘り起こしなどに使えるのがDMです。
受け取り手にとって
年賀状の最大の魅力ってなんだと思います?
ぼくが思うには
お年玉の抽選が受けられることです。
今年は10万円ももらえるみたいですしね(^^)
僕は切手があたったことは有りますが
それだけでも結構嬉しかったですもんね。
そこで、年賀ハガキを利用したDM作戦がおすすめなんです。
年賀はがきはお年玉の抽選が付いているので
お店から届いたものでも捨てづらいという
傾向があります。
なぜなら、今年で言えば
その年賀ハガキが10万円に化けるかもしれないので。
そこでサロンさんもお年玉的な企画を組めば
休眠客が一歩を踏み出してくれる可能性が出てきます。
お試し施術メニューや物販商材を
「年賀状をお持ちの方に限り」お年玉価格で提供する
という王道の企画でも良いと思います。
もちろんお店独自の企画を考えて
年賀状を有効活用することは可能ですよね。
そこで、ただ印刷された年賀状を送る
「虚礼」ではなく
お客様ひとりひとりに「メッセージ」を添える
礼を込めた年賀状を出すことで
心象や反応率が変わってきます。
- 以前お店で話したこと
- お客さんが気にされていたことについてのお伺い
- お客さんの趣味や没頭されていることについての一言
などなど
「あなた」に送っている年賀状ですよ。
というのがわかると
受け取りての心を揺さぶられます。
虚礼廃止が叫ばれるこんにちですが
お店からお客様への年賀状は
集客や売上を取るためには必須のアクションです。
「礼」「企画」「メッセージ」
この3つを意識して年賀状を送ることで
既存客のサロンに対するロイヤリティの向上や
休眠客の掘り起こしなどに役立つはずです。
コンビニで売っているような
年賀の挨拶と干支のイラストが印刷されただけの年賀状
それをそのまま
サロンとしての企画や担当者からのメッセージ無しで
送ることはお控えくださいね。
それこそまさに
「虚礼」となってしまいますので(笑)
ご参考まで。