「採長補短」という四字熟語を知っていますか?
正直ぼくは知りませんでした。。。
コンサルティングをしているエステサロンの
全体ミーティングが先日あったのですが
その時の社長の話で初めて知りました。
「ぼくも人の短所がよく目につく方で
この言葉は非常に勉強になりました。
人の短所にケチをつけるのではなく補い
人の良いところを伸ばしていく
そんなチームワークが築ければ強いチームになると思います。」
コンサル先の全体ミーティングで
途中退席する際の最後に
僕はこの発言をして席を立ちました。
社長が話したのは
採長補短を自分に向けての解釈から
仲間との関係性に拡大解釈した発言でした。
採長補短の意味を知らなかったので調べたのですが
人のふり見て我がふり直せ
と同義語でした。
人の長所を取り入れて
自分の短所を補う。
これを仲間との関わり合いに置き換えれば
仲間の長所を受け入れる、伸ばす、認める。
そして
仲間の短所を補ってあげる。
社長の発言で興味深かったのが
「人の悪いところ見たらきりがない、良いところを見ようよ」
こんなことを言っていました。
女性集団のエステサロンでは
人間関係を良好にすることが最重要課題。
その為、このような話をしたのだと思います。
おそらく日本の教育システムにも
問題があると思うのですが
間違い探しや模範的な答えをすり込みます。
つまり
減点主義。
減点主義だと
仕事していてかなり疲れます。
イラつきます。
例えば、ビジネスパートナーや部下に
仕事を依頼したとします。
その時に、自分を100点として
相手が80点の仕事をしてくると
俺だったらあと20点よくできるんだけどなぁ。
そんな風に思っちゃいます。
書類を一枚作るのでも
出張の段取りをするのも
営業での契約件数や売上額など
きりがありません。
でも、うまく経営されているオーナーや社長は
自分の理想どうりに他人が結果を出してくれるなんてことは
ないということを熟知しています。
減点主義の日本で育った僕らは
意識的に人の長所を見つける癖をつけるべきですね。
採長補短を拡大解釈した
仲間の長所を受け入れる、伸ばす、認め
そして、仲間の短所を補ってあげる。
という行為が
仲間との関係を良好にし発展させるのではないでしょうか。
「採長補短」で自分を成長させる。
そして他人との関係を良好にする。
職場の人間関係構築やモチベーションアップには
必須のスキルかもしれませんね。