発送の転換で海外営業も展開しちゃう【エステ|コネNews037】

NO IMAGE

先日NHKのクローズアップ現代で「盆栽」についてのドキュメントがありました。

・盆栽のニーズが国内でどんどん縮小している。

・日本の伝統文化といってもいい盆栽がなくなってしまう…。

・盆栽業者の今

という内容の番組でした。

この番組を見て感じたのは
「発想の転換」が必要だな~

ということでした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎発想の転換!
————————————————————————

国内での「盆栽ニーズ」が減少している。

理由の一例として紹介されていたのは
・住環境の変化(庭のないマンションの普及)
・高齢者定番の趣味というイメージ(おじいちゃんイメージ)

でした。

住環境を再び数十年前のような
戸建中心にするのは容易に一盆栽業者ができることではありません。

また

盆栽のおじいちゃんイメージを
今どきで“かっこいい”、“大人の趣味”といったイメージにすることも

簡単にできることではありません。

どうする?

ある業者さんが着目したのは「海外」。

盆栽が海外?

っと一瞬思いました。

しかし、よく考えると
日本の文化や技術は世界では
ジャパンブランドとなるケースは少なくありません。

マンガ・コスプレ・寿司

などなど様々なものが海外で評価されています。

番組ではフランスが紹介されていましたが、
世界的に「BONSAI」の評価は高く、
海外では日本の「盆栽」が大人の趣味として注目されています。

盆栽の専門家のコメントがあり
「盆栽はただ単に、自然のミニチュアではなく
独自の芸術である。」

ということを言われていました。

フランスで盆栽業者の方が
盆栽についてのレクチャーを行っているシーンがありました。

そこに参加されていたフランス人のインタビューがあり

「盆栽は奥が深い、盆栽の世界を極めたい」

という趣旨のコメントをしていました。

盆栽が国内で売れない

ニーズを生み出すのが難しい

イメージを覆すのが難しい

海外に売っちゃえ!

すごいですよね。

そんな話を昨日会っていた方と雑談で話をしていました。

この時お話をさせていただいたのは
「世界5か国で特許を取得している活水器メーカー」の方です。

盆栽の話を僕がメーカーさんに話をしたのは
実はメーカーさんのが海外展開をしているという話を受けてのものでした。

大阪に本社があるメーカーさんですが、
東京にも1~2か月に一度主張で来られるので
昨日は横浜駅でお時間を頂きました。

「東京以外だとどこへ出張が多いんですか?」

と尋ねると

「最近はシンガポール・北京・クアランプールなどが多いんですよ」

とのことでした。

なぜ海外に営業をするのかを聞くと

「決断が速いから」
とのことでした。

当然日本でも販売をしており、
シェアもまだ国内のほうが高いようですが、
そのうち逆転するかもしれないとのことでしした。

決断が速いというのはどういうことか?

これは日本企業と他の国との決断までの流れが異なり、

他の国はオーナー(決裁者)が交渉のテーブルに
最初から着くからのようです。

日本国内では、大企業・中規模の企業になると

担当者⇒課長⇒部長⇒社長

のように決裁までの道のりがとても長くなってしまいます。

お勤めされていた方や取引・営業活動などをした方は
切に感じるのではないでしょうか。

そんな背景があり、

「海外に売っちゃうか!」
というのがこのメーカーさんの発想の転換だったのです。

メーカーさんに「英語ペラペラなんですか?」
と聞くと

「コミュニケーションは多少取れるようになりましたが
ビジネス英語は全く出来ません。」

とのことでした。

交渉は現地で通訳の方を雇い
同席してもらって交渉をするのだそうです。

資金体力等の背景は当然ありますが、

やろうと思えば何とかなっちゃうんですよね!

そんな「発想の転換」と「何とかなるからやっちゃおう!」

っていうベンチャー企業にとても大切な基本を
再認識させられた一日でした。

「発想の転換」&「とりあえずやっちゃおうよ」

が必要な場面が

サロンの現場でもあるのではないでしょうか?

ではまた来週です。