「やられたらやり返す。倍返しだ!」
でお馴染みの「半沢直樹」見てますか?
今大人気のTVドラマで8/11日放送の番組平均視聴率が
なんと 29.0%!
僕は第一話目を先ほど観終わったところなんですけど、
半沢直樹が子供の頃、父親が仕事論を伝えた名場面があるんです。
その仕事論とは・・・
「人と人とのつながりだけは大切にせな、
ロボットみたいな仕事したらあかんぞ」
くーっ、いいセリフですね。
町工場の社長をしていた半沢直樹の父が
子ども時代の半沢直樹に伝えた仕事論です。
父は銀行から融資を受けることが出来ず自殺。
「半沢直樹」は融資をしてくれなかった憎き銀行に就職し
その銀行を舞台にしたドラマです。
この半沢直樹の父のセリフ。
これを聞いて、
今の自分ってどうかな?
っと、ふと考えさせられました(笑)
それと同時に
他人は自分にない視点を持っている。
ということも再認識しました。
先日、こんなことがあったんです。
現在、あるサロンさんに開業コンサルティングをさせて頂いているのですが、
そこのエステティシャンからこんなことを言われたんです。
「●●オーナーは(コンサル先サロンのオーナーのこと)全然指示をされないのです。
ですので、空き時間にぼーっとしちゃったりで・・・。
この前の研修会の時も、出社したら何やるかも決まってなくて。
その上、銀行に行くって席を外されてから指示もないまま
2時間くらい待ちぼうけだったんです。」
スタッフには僕から今後は指示を徹底するようにオーナーに伝えてみると言って
スタッフとの話を終了にしました。
その話を受け、オーナーに確認したところ事実の様でした。
ただ、ご本人としては指示したつもりではあったようですが、
受け手(スタッフ)にはそのように伝わっておらず、
話がかみ合っていませんでした。
で、僕はオーナーさんにこんな感じで話をしました。
「●●さんが言ったか言っていないかというよりも
スタッフがその指示を認識しているのか、伝わっているのかが大切です。
もうちょっと、的確に具体的に指示を出してあげましょう。」
ということで、
オーナーさんとの話は一段落しました。
この話を弊社のスタッフである中島に話してみたんです。
すると思いもよらないアドバイスをもらったのです。
●●オーナーは「指示」を出せないのではないか。
という内容でした。
なぜ?
と聞くと、
指示を出すにはその仕事において知識や経験がないとできません。
●●オーナーは初めての本格的エステサロン出店で、
初めての痩身機械導入、初めての雇用。
初めてだらけなので、ご本人も右往左往している状況なので
いくら立場はオーナーでも具体的な指示を出せないのでは無いでしょうか?
また、急に時間が出来てしまい、スタッフが
オーナーの指示が無く無駄な時間が出来ないように
「暇なときやることリスト」を作るってもの良いですよね。
こんな意見をもらったのです。
さすがだな~。
中島は頭がいいな~。
そんな考え方もあるのか。
僕の認識ではてっきり「指示できるけど、するのを忘れて」とか
「指示を出すということに意識が希薄だった」くらいにしか
思っていなかったんです。
でも中島の意見を聞いて気付いたのは
「指示を出すのは簡単なことではない。」
ってことでした。
このやり取りの中でつくつく感じたのは
「意見(アドバイス)をしてくれる人間の重要性」です。
冷静に考えると、
人はみんな違った人生を歩んできています。
職歴や学歴、家庭環境やスポーツの経験。
住んでる場所。男か女か。年齢。などなど。
だから、自分の考え方が絶対だということはないんですよね。
ってことを考えるとアドバイスを
採用するかしないかは自分でジャッジすればよいことですが
いずれにしても
半沢直樹の父親が
「人と人とのつながりだけは大切にせな、
ロボットみたいな仕事したらあかんぞ」
と言ったように。
または
「指示を出すのは簡単なことではない。」
と僕には無かった感覚、考え方を
中島が僕に言ってくれたように。
アドバイスをしてくれる人がいるということは
仕事をする上でとても貴重でありがたいことですね。
オーナーさんには
アドバイスや意見をしてくれる方はいますか?
オーナーさんに物を売りたくて
「●●先生~」と気持ちよくおだててくれる方ではなく(笑)
“意見やアドバイス”
同業者、同業界、異業種含め、
様々な人とロボットみたいにではなく、
人と人とのつながりを大切にする。
そんな関係を築いていくことが、
エステサロンオーナーにとっては
売上と同じくらい大切なミッションなのかもしれませんね。
では、また!
<PS.書籍紹介>
■戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)著:孫崎 享
終戦記念日が近かったので、歴史を紐解く書籍を読んでみました。
やはり基礎学力というか基礎知識がないとなかなかページが進みませんでした。
戦後、日本はアメリカに使用され続け、そして常に顔色をうかがいながら動く。
そして、アメリカ追随ではなく自主路線で政治をする首相はつぶされる。
元外務省の国際情報局長が記した本だけに、とても説得力のある内容です。