「やられたらやり返す。倍返しだ!」
でお馴染みの「半沢直樹」が中国でも大人気のようです。
壇蜜が出ているからではありません(笑)
なぜ人気なのかというと・・・
中国では「上司の責任転嫁が常」だからということです。
前回のメルマガに続き連続で「半沢直樹」ネタはどうかと思ったんですが
先日嬉しい話をエステオーナーさんからいただいたので、
今回も半沢ネタで行っちゃいます!
先週とあるエステオーナーと打合わせをしていたのですが、
その時にこんなやり取りがありました。
オーナー(Yさん)「古屋さん、メルマガ見ましたよ!」
古屋「ありがとうございます。」
Yさん「良い内容でしたね。私夏休みで家族とサザンビーチに言ってたんですけど、
そこでスマホで見たんですよ。」
古屋「そうですか。ありがとうございます(^_^)」
Yさん「半沢直樹のお父さんの言葉、いいですね。
ロボットみたいに人と接するな、人と人とのつながりが大切だ、って内容の」
古屋「ですよね。僕も本当に大切だと思っています。」
Yさん「でも女性って、どっちかというと男性に比べるとクールですよね。」
古屋「そうかもしれませんね。」
Yさん「私は女ですけどどちらかというとそう意味では男性っぽくて、
義理人情とか筋通すとか男っぽいところがあるかもしれません。」
古屋「Yさんは確かにそうかもしれませんね。」
Yさん「あのメルマガ読んでから半沢直樹見たいと思って次の日曜日、
楽しみに待ってたんですよ。
そしたら、その週はお休みだったんですよね。
せっかく早く帰ったのに(笑)」
古屋「僕もそうです(笑)」
こんな話もあったもので
流行りものの力はすごいなあ、
人を動かせるコンテンツは凄いな~、
って思いますよね。
中国で流行っている理由が
「上司の責任転嫁が常」だからとのことなんですよね。
ドラマを見ていない方のためにご説明すると
このドラマの舞台である銀行でたびたび出てくるフレーズがあるんです。
銀行の文化として位置付けられている事なんですが。
「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」
本当の銀行の現場でどうなのかはわかりませんが、
そのような場面がたびたび出てきて、
主人公の半沢直樹も責任をなすりつけれれるんです。
でも半沢は部下の責任を自分かかぶり、
自分のミスは部下に押し付けないという真逆のスタイルで
立ち向かっていきます。
例えば、上司の支店長が自分の出世のために
自分が責任を取ると言って経営状態の悪い会社に5億円の融資を
融資課長の半沢に命令する。
その会社は融資後、すぐに破産し、破産社長は雲隠れ。
5億円の融資は不良債権となる。
支店長は本部に融資課長の半沢に責任をなすりつけ
半沢の暴走かのような報告を本社にする。
なすりつけられた半沢は
「やられたら、倍返し」を実行する。
その実行するプロセスが痛快なのが
中国でもウケてるんだと思います。
まるで自分に責任をなすりつける上司を
やっつけてくれた。
自分に代わって(笑)
で、「上司の責任転嫁が常」っていう視点と
エステオーナーさんであまりうまくいっていない方の思考回路が
とてつもなく似ているってことに気付いちゃったんです。
言い換えると
「売上が上がらないのは、部下(スタッフ)の能力がないから」
つまり、
お店の売り上げが上がらないこと(上司・この場合はオーナー)を
部下(スタッフ)の責任に転嫁してるんです。
むむむ、、、
売上が思うように上がらない責任は
部下(スタッフ・エステシャン)に責任はあるんでしょうか?
もし、あると考えられたオーナーさんはかなり危険です。
ほとんどいないと思いますが(笑)
売り上げを上がられるようにスタッフ教育が出来ていない
オーナーの責任。
売り上げをあげられるようなメニュー・機械等の武器を用意できない
オーナーの責任。
どう育てても成長しないような人材を採用してしまった
オーナーの責任。
すべてはオーナーの責任ですよね。
僕も一瞬お客さんのせいにしてしまいたくなるようなこともあります。
例えば、広告宣伝の提案をして受注が取れなかった様な時。
「この人は金額だけが判断基準だから、受注できない人だったんだ・・・」
つまり、
自分は頑張って良いものを提案したけど
相手は宣伝の知識や比較検討する物差しが金額だけの人だから
仕方ないんだ。
って、自分を正当化して人のせいにしちゃうんですよね。
相手が悪いって。
正直、一瞬そのような悪いひらめきが無いとは言えません。
恐らく本能なのでしょう。
でも、僕はそのような悪いひらめきがあった場合には
「オイ、俺!何考えてんだよ! 自分のせいなんだから何か策を考えろ!」
とすぐに切り替えるようにしています。
半沢直樹の、
「部下のミスは自分の責任」の精神は
エステサロン運営においてもきっと役立ちますね。
では、また!
<PS.書籍紹介>
■甘い鞭 (角川ホラー文庫)
知り合いに勧められて読んでみたんですが、、、かなり官能小説でした(笑)
ただの官能小説ではなく、監禁・不妊・性癖などを題材に、
主人公のトラウマ・運命・不条理・潔さが心を打つものでした。
一気に読めちゃう面白さでした。壇蜜主演で9月に映画(R18)公開なので、楽しみです。