高額メニューから提案するという営業マインド【エステ|コネNews133】

NO IMAGE

お疲れ様です。
コネクションズの古屋亮です。

昨日私は一人の女性にこう言われました。

「わたしをマインドコントロールしてください」

その真意は・・・


ユーキャン新語・流行語大賞の
年間大賞に2日決まりましたね。

今年の大賞はなんと
4つが同時受賞!

4語が大賞に輝くのは史上最多で、
2013年は流行語の当たり年でした。

選ばれたのは

・予備校講師の林修さんの「今でしょ!」
・あまちゃんで能年玲奈さんの「じぇじぇじぇ」
・半沢直樹の「倍返し」
・2020年東京五輪の「お・も・て・な・し」

どれも本当にはやったなっていう気がします。

一部では
「アベノミクス」が大賞だ!

との声も強かったのですが、
やはりわかりやすいネタが
多くの国民は好きなようですね。

「今でしょ!」
は本当に街中で見かけましたよね。

ガラケーからスマホにいつ変えるの?
「今でしょ!」

なんて、
うちの近くのドコモショップでも
掲示してましたし(笑)

パチンコ屋やなんかは
林先生の顔写真使って「今でしょ!」
って立て看板を店前に出していましたよ。

パチンコの機種であるならOKだと思いますが、
なければ著作権とかやばそうですよね ^^;

「倍返し」
はサロンさんとの会話でもねたになったり
公園で子供たちが使ってたりと
こちらも流行した感がとてもありましたね。

ドラマを見る人は女性が中心だって思われますが
半沢直樹がはやった理由のひとつには
サラリーマンを取り込めたことが勝因だっていう
分析もあるようですね。

確かにあの内容は
仕事したことない方よりは
世のサラリーマンの方のほうが実生活とリンクする部分もあって
入り込めたと思いますよね。

ってことで少し流行語大賞について触れたのですが
実は昨日、僕にとっての流行語大賞を聞く場面がありました。

昨日スカイプであるサロンオーナーさんに
コンサルティングをさせていただきました。

現状の困ったことや悩み事、
取り組んでいてヒットしたこと
などのヒアリングを中心にコンサルを進めていました。

話の後半になり、
最近急成長している方の事例を聞きたいといわれたので
その成長された方の情報を丸めつつ、
内容がわかるように話をしました。

どんな話をしたかというと、
売上げをあげたかったら
トークスキルよりも「マインド」ですよ。

ってことを話したんです。

そして、ほとんどのエステ関係者が
“感覚”で話したり指導している中、

ロジック(論理・理屈)を用いて話したほうがいいですよ。
って話をしました。

たとえば、
「このコース売りたいんだったら、
こんな感じで話してみな。」

って感じの指導って多いんですよね。

売れる人の感覚を「なんとなくこんな感じだと売れるよ」
って、いう指導スタイルです。

これだと感覚のいい人は理解できても
それ以外の人はかなり売れるまでに遠回りをして
売れない期間が長いと、やめたり倒産したりします。

でもたとえばロジックで指導すると・・・

(古屋)
お客様にコースの提案をする際には、
一番高いものから提案してください。

(エステオーナー)
なぜですか?

(古屋)
その理由は3つあります。

(エステオーナー)
その理由とはなんですか?

(古屋)
1.●●●●(マインド系)
2.●●●●(マインド系)
3.コントラストの原理(スキル・心理学系)
です。

※1.2.は長くなるので
3.を簡単にご紹介します。

(古屋)
たとえば●●さんがスーツを買いに行ったとしますよね。
そのときに
・スーツ20万円
・靴5万円
・ベルト1万円
・ハンカチ千円

だったとします。

どの商品からセールスしますか?

(エステオーナー)
・・・スーツです

(古屋)
なぜですか?

(エステオーナー)
スーツ屋さんなので
スーツを買いに来ているお客様だからです

(古屋)
そうですね。正解です!
別の考え方もあるのですが、
何だと思いますか?

(エステオーナー)
・・・

(古屋)
一番値段が高いからです。

(エステオーナー)
あっつ、そうですね。

(古屋)
スーツからハンカチまで全部売りたかったとすると
わかりやすいですよね。

(エステオーナー)
そうですね。確かに20万円のスーツを買った後なら、
5万円の靴は安く感じますよね。

(古屋)
そうなんです。●●さんさすがですね!
20万円の話を先にしてそれを購入しているので
20万円がその時点での金額のひとつの基準になるんです。

それで、20万円に比べると
5万円は安く感じる。

だからついで買いをしてしまう。
ということです。

スーツを買うときでなければ
人にもよりますけど、5万円の靴って高いと感るケースって
多いと思うんですよね。

(エステオーナー)
確かにそうですね。

(古屋)
これをコントラストの原理
って言うんです。

だからたとえばさっき言った二つのマインドの持ち方や
今言ったコントラストの原理のようなスキルを

●●さんの感覚で、
「こんな感じで話せばいいじゃん!」

って指導だと、
中々習得してくれないんです。

もちろん場数や感覚も大切ですが、
脳みそで理解しながら、感覚と場数を踏んでいくと
早いんです。

そして、何よりも
部下に教える(部下を育てる)ことができるようになるんです。

1+1は2って言うのは
公式で決まっていますよね。

でもこれを
「1+1はなんとなく2っぽくない?」

みたいな指導だと、
部下がわからないのです。

こんな話をしていたら、
驚くことばそのお方がおっしゃったんです。

「古屋さん、私のことをマインドコントロールしてください!

・・・(笑)

ということで
今年の僕の流行語大賞は
「マインドコントロール」に決定いたしました^^

オーナーさんの今年の流行語大賞はなんでしたか?

世の中のはやりに自分を置き換えて
いろいろ考えてみると
面白いですよね。

ということで、
ご参考まででした。

<PS.書籍紹介>
会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)
一時は「カツマー」との言葉まで生まれた、できる女性の代名詞、勝間和代氏の書籍。
終身雇用制度や住宅ローン、生命保険など、マジョリティーが当たり前に思っている
思考停止状態こそリスキーな人生だと提言。ロジックの塊で女性なのに完全に男性脳(笑)