批判も非難もしない、苦情も言わない【エステ|コネNews093】

NO IMAGE

現在、北関東エリアで
あるエステオーナーの
出店サポートをさせて頂いております。

Yさんという複数店舗を運営する、
やり手の美人オーナーです。

そんな方とのやり取りの中で、

僕は・・・

やってしまったんです。

具体的な話は出来ないんですが

とても大きなミスをしてしまったんです。

ミスというよりは

こちらの想定と異なることがあり、
そのことをとても重要視していたオーナーにとっては

今後の運営を再構築する必要が出てくるほどの
重要な内容だったのです。

具体的にいえないので
イメージできないと思ますが、

僕が中古のマンション販売の営業マンだとして
例えてみます。

お客さんに
「マンションオーナーさんが入居後オートロックにするって言ってましたよ」
って言って、契約したとしますよね。

そして契約後に
僕がマンションオーナーさんに
「オートロックの工事はいつやるんですか?」

って聞くと、
「えっ、オートロックの工事するなんて言いましたっけ~。」

「え”、、、」

って感じです。


 

Yさんは、オートロックのマンションだから
契約をしたんです。

僕はYさんがオートロックだったから契約したとは
聞いていませんでしたし、
それほどそのことが重要だとは思っていませんでした。

あくまでも
オートロックは例えですよ。

で、
オートロックではなくなったと伝えると・・・

Yさんはとても困った様子だったんです。

そして、理由を聞くと
確かにそうだ・・・

と、心底思わざるを得なかったんです。

この例でいえば
セキュリティーがしっかりしているから
結構人通りの多いエリアだけど契約した。

でもセキュリティーが弱いんじゃ
こんなとこに住むの不安だよ~

って感じです。

だから、
話を聞くほどに僕の心は痛み、、、

そして、謝りました。
謝ることしかできなかったんです。

その時のYさんの対応というと

僕を問い詰める訳でもなく、
冷静に困ってしまう理由を伝えられ、

批判も非難もしない、苦情も言わないのです。

だからこそ尚更、
何とかしなくちゃ!

って感じでチームや
この例でいうマンションオーナーに交渉をしました。

Yさんはとても交渉力があり、
相手を言い負かすとか
議論に勝つとかではなく、

自分がしたいように話をうまく進め
相手の譲歩を引き出したりするのが
うまいんです。

結局、
Yさんがマンションオーナーに直接取り合ってくれたこともあり

オートロックの設置が可能になりました。


 

もし、Yさんの対応の仕方が
真逆のものであったら。

つまり、
批判もし非難もし、苦情も言っていたら・・・

間違いなく違う展開になっていたと思います。

「人を動かす」(デール・カーネギー著)

この本をご存知の方は多いと思います。

経営者に絶大な人気を誇る
名著です。

もし読んだことも聞いたこともない。

という方は是非読んでみてください。

「人を動かす」(デール・カーネギー著)

確かに。

の連続です。

「人を動かす」の中にこんな項目があります。

人を動かす三原則の中の原則1

批判も非難もしない、苦情も言わない。

まさにYさんは
自分が想定外の場面になった時に
非がある僕に対して

批判も非難もしない、苦情も言わない。

だったんです。

恐らく、長年の経営者経験の中で
Yさんはこのようなスタイルを
構築されたんだと思います。

名著と言われるものは
さすがに素晴らしいことを書いてますね。

そして何よりも
名著の具体例として
実体験をさせて頂いたYさんに

感謝です<(_ _)>

ではまた来週!