【歯科医選定法】もうこれ以上、歯を削らないで!

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古屋さん、虫歯ができてますね。
これは削ったほうがいいです。。。

そういわれて、私は歯医者を変えました。

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歯を削るように勧められたのは
もう3年以上定期検診をしてきた歯医者さん。

とても良い歯医者さんで
歯石落とし、クリーニングに一時間くらいかけて
念入りにしてくれるのが魅力でした。

そんなよい歯医者さんだったのですが
三か月ほど前に軽度の虫歯を指摘され、
削ることを勧められました。

定期検診が終わり、
「では次回の(歯を削る虫歯治療の)予約はどうしますか?」

と言われ、
その場では予約を取らず、回答を持ち帰りました。

3年も定期的に通っていると
その歯医者さんの言うことならすべて正しい
そんな風に思いがちでした。

ただ、同じような軽度の虫歯を発見され
削る治療をしていただいたのですが
その後、食事のたびにそこに食べ物が詰まるようになりました。

それもありできる限り歯を削りたくない思いが強くなり
他の歯医者さんで見てもらうことにしました。

ーーー

相談に行った歯医者さんでは
現状と思いを伝えました。

●行きつけの素晴らしい歯医者さんで
歯を削る治療を勧められている。

●その歯医者さんで現状と同レベルの
軽度の虫歯で治療をした個所に
食べ物が詰まるようになった。

●できる限り歯を削りたくない。
削らなければならないレベルなのか?

ーーー

この三点を確認しました。

カウンセリングの後は
口内の写真撮影、レントゲン撮影。

そのデータをPCに落とし込み
モニタで現状を説明してもらいました。

その歯医者さんの判断としては
「確かに虫歯の可能性はある。でもレントゲン写真では虫歯と判断できるほど黒くなっていない。経過を見てみないと何とも言えないが、早急に歯を削るレベルではなく様子をみてみてはどうか」

このようなコメントでした。

そしてもう一つ興味深い話を聞けました。

それぞれの歯科医によって
虫歯治療のポリシーや技術は異なります。

古屋さんの状況で歯を削ることを勧めるのが
一概に悪い判断とも言えません。

小さな虫歯と疑われるレベルでもすぐに削って
悪化を最小限にする考えもあれば

虫歯が確定していない状況であれば
できる限り歯を削ることは避けて
経過を見ていくという考えもあります。

それは一つの歯科医の中でも
ドクターそれぞれ考えが異なる場合もあります。

言われてみれば当然ですが
歯医者さんも人間。

治療ポリシー、技術、経験、年齢などなど
人それぞれです。

幸いなことに歯科医は全国にあふれかえっています。

Wikipediaによると
平成22年度調査で初めて歯科医師数が10万人を突破
東京都内では1日1軒のペースで廃院
コンビニエンスストア店舗数より歯科医院数が多い
※コンビニ数の1.6倍、2011年
※日本医師会によると2014年の歯科診療所数は68,592

これだけ歯医者さんは飽和状態なので
患者側にとっては歯医者さんを選び放題です。

お勧めの歯科医選定法は
いくつかの歯医者さんに定期健診で通院して
比較検討することです。

現在通院している歯科医では、クリーニング後に以下の書類をくれました。

 

定期健診でクリーニングしてもらう中で
技術力やカウンセリング力の比較ができます。

あとは虫歯を指摘されたときに
自分の理想と異なる提案をされたときには
他の歯科医でカウンセリングを受けることです。

例えばA歯科で歯を削るように指摘されたら
B歯科で削らなければならないのかを確認する。

そんな感じですね。

身近に医療従事者がいない人からすると
歯医者さんは権威のあるドクターだと思うかもしれません。

でも、業界の現状としては
患者は歯医者さんを選び放題という現実があります。

だから、自分の納得のいくポリシーや
先生を積極的に探してみてはいかがかと思います。

歯は命ですからね~。