文章でコミュニケーションを図るのは難しい?
ある40代の女性エステサロンオーナー(Xオーナー)から
こんなことを言われました。
メールで上手く伝えるのって難しいですよね。。。
確かにこの方はメールのレスがあまりよくなく
返信を頂いても無機質な印象を受ける方です。
了解しました
いつもこんな感じです(笑)
でも、、、
会って話をすると
かなり感じいい人なんです。
ニコニコ話をしてくれるし
表情もとても豊か。
Xオーナーと打合せをしている中で
「メールでコミュニケーションするって難しいですよね。。。」
って話をされたのですが
Xオーナーがその難しさを感じたのは
スタッフさんとのやり取りについてでした。
Xオーナーが出来なかったYさんへの感謝の意を伝える行為
Xオーナーのサロンには
長年サロン運営をしてくれている
Yさんという方がいます。
先日Xオーナーがお店の運営で
困っていることがあったのですが
Yさんが救ってくれたとの事だったんです。
内容は詳しく言えないのですが
家族でも無いのにそこまでしてくれるの?
っていうレベルのことしてくれたんです。
Xオーナーはあまりの感謝に
LINEで簡単に感謝を伝えるのは軽すぎると感じ
落ち着いたタイミングで気持ちを込めた文章をLINEで伝えよう
と思っていたんです。
電話で大袈裟な感謝を伝えるのは
なんだか気恥ずかしいという関係の様で
電話はしなかったそうです。
とても感謝はしていたものの
日々の忙しさもあってなかなか
心を込めた文章を送ることが出来ず、、、
複数店舗経営のため
そのスタッフさんとは顔を合わすタイミングも
数日無かったとのこと。
そして気がつけば
感謝のLINEを送らずに
数日が経過し、今更送るのも変だしな。。。
という事で
電話もラインも対面でも
感謝の意を伝えられずにいたとのことでした。
変な話ですがとても感謝していたから
感謝を伝える期を逃してしまったっていう
なんともやるせないミス。
Xオーナーの人の良さもにじみ出る事例です。
これがちょっとした感謝だったら
LINEで「ありがとう」の一言で良かった
ってXオーナーは言っていました。
確かにわかります。
Yさんがどのような心境かはわかりません。
「あれだけのことをしたのに、オーナーはお礼も無しなの?」
「私のしたことはありがた迷惑だったかな?」
「何も思っていない」
など、いろんなパターンが考えられます。
関係が古かったり
距離感が近かったりすればこそ
言い難いことがあったりもします。
その逆もありますよね。
文章コミュニケーションは難しいけど、誠心誠意伝えてみるべき?
メールコミュニケーションの
メリットとデメリットは色々有ります。
今回のXオーナーの事例で見ると
文章による「表現の難しさ」があげられます。
文章なので文章力は人それぞれ。
それは読みても同じ。
また、言葉は生き物ですし
年代や地域、業種によっても
同じ単語や言い回しでも感じ方が異なります。
例えば「お疲れ様です」という言葉ありますね。
仕事で頻繁に使う言葉ですが
実はこの言葉ひとつとっても
受け取り方は異なります。
本来はいたわりの言葉で
目上の者が目下の者に使う言葉と言われています。
でも、そのように認識している人は
どれくらいいるのでしょうか?
50代60代くらいの方の中には
年下や目下の人から「お疲れ様です」と言われると
不快になるかたもいるようです。
僕はアラフォーですが
「お疲れ様です」っていうのは
シンプルな仕事上の挨拶用語って感覚です。
逆に僕は「ご苦労さまです」って言われると
偉そうだな~~って思ってしまいます。
でも相手は全く偉そうな態度で無かったりもします。
「お疲れ様です」は目下から目上の人に
「ご苦労さまです」は目上から目下の人に
使うとされているようです。
「お疲れ様です」を例に出しましたが
言葉は生き物なので「これが正しい日本語でしょ!」
ってのはじつは無いってことですよね。
だから、あまり考えすぎずに
自分が持っているボキャブラリーの中で
最善を尽くしてメールを書けば良いってことじゃないですかね?
他人同士が100%分かり合えるなんてことは
絶対にないので、伝えたい事があった時は
考えすぎずに伝えちゃいましょう!
って考えさせられた
Xオーナーとの会話でした。
こんな事を話してくれるのも
Xオーナーの魅力。
Xさん、ありがとうございました。