「保毛尾田保毛男」にLGBT関連団体が抗議、なぜフジテレビは叩かれる?

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ネットでは
フジテレビは何かと叩かれる。。。

最近だと、
「とんねるずのみなさんのおかげでした」30周年スペシャル

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「とんねるずのみなさんのおかげでした」30周年スペシャルで
石橋貴明が扮するするキャラクター「保毛尾田保毛男」が問題視されました。

 

青ひげにピンク色のほおの「保毛尾田保毛男」(ほもおだ ほもお)。
というキャラクターを復活させ、同性愛をネタにし
同性愛者を揶揄しているとの批判でした。

LGBTの関連団体などはこの放送を受けて
以下のような声明を発表しました。

 

「『ホモ』という単語は男性同性愛者に対する蔑称であるとともに、その存在自体を嘲笑の対象として表現することは、今なお日本社会に残る性的少数者への差別や偏見を助長する」

 

そう声明を出し、更には謝罪を求めていたとのことです。

恥ずかしながら「ホモ」という表現自体が
現在では差別的な表現だとは知りませんでした。。。

おそらくフジテレビの出演者も製作スタッフも
僕同様に知らなかったんでしょう。

 

知っていたとしたら
キャラクター名に差別用語が含まれているネタを
30周年スペシャルで放送するはずがありませんからね。

抗議を受けたフジテレビは
宮内社長が記者会見で謝罪しました。

この問題に関しては
2つの大きなポイントがあると思います。

 

1.30年前に比べLGBTの認知が進んだ

2.ネット社会により、視聴者が簡単に自己主張できるようになった

 

この2点をフジテレビは
見落としてしまったんではないかと思うんですよね。

2015年の電通による調査では
LGBT層の比率は7.6%となっています。

 

30人のクラスであれば
2人はLGBTが人がいる計算になります。

100人の会社であれば
7人はLGBTの人がいるということです。

 

つまり、とても身近で
偏見などに値する存在でもなんでもない
ってことなんだと思います。

 

そんなことがわかってきて、
またLGBTに関する認識も変わってきてる中で
揶揄するようなことをしたのがまずかったですね。

フジテレビが叩かれる理由は
時代遅れの感覚と、差別に関する鈍感さ
なのではないでしょうか。

 

コンプライアンスや消費者のクレームを恐れるあまり
テレビのバラエティー番組がつまらなくなっている。
と意見する芸能人の方もいます。

でもそれは当然のことなのではないでしょうか。

民放のテレビ番組は
スポンサー企業の広告費で作られてるので
クレームを恐れるのは当然です。

 

有料コンテンツであれば
見たい人がお金を払ってみるわけなので
クレームはありませんし、あっても見るなと言ってOKですしね。

※コンテンツがつまらなかったというクレームはあるかもしれませんが

 

さんまさんがある番組で
とても興味深いことを言っていました。

 

対談者の「最近のテレビでは規制が多いがどう思うか?」
との問いに対して、次のような趣旨の回答をしました。

規制でテレビがつまらない、やりづらいという声も聞くが
自分はそうは思わない。

おそらくそういう人はスポーツをやったことがない人。

スポーツはルールの中で行うもの。

テレビでもルールの中で
いかに面白くできるかが大切なのではないか。

 

こんなようなことを言われていました。

世間の目というルールがあるのであれば
その中で、いかに面白くすることができるか。

そんな考え方であれば
規制があるからこその面白い番組ができるかもしれませんね。

 

今回のフジテレビのように
悪気なく人を傷つけてしまうことが無いように
日々、精進していく必要がありますね。